先日、お客様の会議の
ファシリテーションをしました。
実は、この会社さんでは、
会議をしていませんでした。
会議をしない会社なんて
あるんですか？
と思われるかもしれません。
しかし、私の知る限り、
会議をやっていない会社は、
結構あります。
そもそも、
なぜ、会議をしていないのか？
それは、会議をしても、
社長が一方的に話をするだけで
意見が出てこない…
それであれば、
わざわざ集まって
話し合う必要性がない…
何度か会議をしているうちに
そう思うようになってしまった
そうです。
しかし、それだと、
情報の共有ができないし、
合意形成に立ち会わないので
言われたことをやるだけに
なってしまいます。
そうなると、
やらされ感が強くなり
結果、不満が残ります。
この状況を解決するために
会議を再開することになりました。
なので、私の役目は、
まずは、毎月会議をすること。
外部の人間がいることで、
予定通りに会議をしようと
思うようになります。
社内だけだと、
社長やお客様の都合で
会議の日程を延期したまま、
結局、会議をやらなかったり・・・
こんなケースも少なくありません。
だから、私が毎月行くだけも
意味があります。
しかし、
会議に私が同席したからと言って
いきなり会議が活発化するわけ
ではありません。
基本、社長さんには
黙っていていただきます。
すると、沈黙が続きます。
そもそも、
なぜ、発言しないのか？
それは、言い出したら、
責任を取らされるからです。
例えば、
「うちの部署にマニュアルがない！」
なんて発言しようものなら、
「じゃ、お前が作れ！」ということに
なりかねないからです。
だから、
余計なことは言わないでおこう！
という雰囲気になります。
その結果、
会議の中で沈黙が続きます。
私の効き脳的には
C（友好脳）が強いので、
会議での沈黙に耐えられません。
だから、ついつい、会議の場を
活性化させたくなります。
「○○さん、どうですか？」
みたいな感じで、場を盛り上げて、
意見を引き出すのは得意です。
しかし、最近は
あえて黙っていることにしています。
すると・・・
もっと、沈黙が続きます。
それでも黙っています。
5分でも、10分でも、20分でも
沈黙が続く場合もあります。
それでも、黙ってます。
すると、観念したように
誰かが口を開きます。
そして、
ポツポツと議論がはじまります。
自分たちの力でなんとかする！
だから、沈黙が大事なのです。
この沈黙は、
組織が変わる機会なのです。
私が会議を盛り上げることは
簡単です。
しかし、
それでは、私がいないと
会議ができなくなる…
私がお客様のところに
行けるのは月に1回
だとしたら、
会議が月1回しかできない。
それでは、意味がありません。
自分たちの力で
会議ができるようにする！
これは
私が大事にしていることです。
だから、とにかく、
沈黙に耐えることです。
でも、だからと言って、
ただ、黙っているだけでは
いけません。
そもそも、黙っている意味を
理解している必要があります。
自分たちで会議ができる！
と信じることです。
私が信じていないと
そのことはみんなに伝わります。
「このままではいけない！」
「変わらなければいけない！」
社員さんがそう思って
一歩踏み出すことを信じている
からこそ、黙っている…
そういうことが
私の一貫性を通して
伝わるようにしなければ
ならないのです。
何もしていないように
見えるかもしれませんが
いろいろ考えているんですよ！
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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