おれってスゲーだろ!は危険

昨日のブログで
山本五十六の名言

やって見せ、言って聞かせて
させてみせ、ほめてやらねば
人は動かじ

を紹介しました。

 

昨日、ブログで
この言葉を書いていて
ひょっとして、
自分は誤解していたのかも・・・
と思ったので、
そのことを書こうと思います。

 

一般的に、この言葉は、
上に立つ者が見本を示さないと
下の者は動かいない!
という意味で理解されている
と思います。

 

私が誤解しているかも?
と思ったのは
下の者を動かすために
上の者が見本になるために
やっているとしたら、
それは危険かな?と思ったのです。

 

「危険」ってどういう意味か?

 

お客様の会社で
社長さんと話をしていても
「やっぱり、社長はスゴイ!」
と思います。

 

視野が広いし

 

決断力もあるし

 

知識もあるし

 

行動力もある。

 

何をやっても
社員は敵いません。

 

『社長はやっぱりスゲー』
となります。

 

で、思うのです。

 

この『社長はやっぱりスゲー』
は危険だな!と・・・

 

結局、これって、
社員をコントロールするやり方
だと思うのです。

 

どうだ!スゴイだろ!

だから、
俺の言うことを聞け!

 

ひょっとしたら、社長は
そんなことを思っていないかも
しれません。

 

でも、社員はこう思います。

 

「社長には敵わない!」
「社長の言うとおりにしよう!」と・・・

 

こんな風に
『暗黙の強制力』が働きます。

 

結果、
「社長の言うことは絶対だ!」
みたいな話になります。

 

社長の顔色を見て、
働くようになります。

 

もし、こんな風に
社員をコントロールしようと
思っているのであれば、
それはそれでよいと思います。

 

狙い通りになっているので・・・

 

でも、
コントロールするつもりがないのに
そうなっているとしたら、
気を付ける必要があります。

 

山本五十六の名言

やって見せ、言って聞かせて
させてみせ、ほめてやらねば
人は動かじ

 

には、続きがあります。

 

話し合い、耳を傾け、承認し
任せてやらねば、人は育たず、
やっている姿を感謝で見守って
信頼せねば、人は実らず

 

昨日のブログで書いた通り、
社員を育てるための言葉です。

 

「俺がやってんだからお前もやれ!」
という意味ではありません。

 

私も、祖父の会社にいる時に
『社員にバカにされたくない!』
という想いで、
見せつけるように人一倍働いていました。

 

「俺がこんなにやっているのに
お前らは何やってんの?」って・・・

 

今、考えたら、
嫌な空気をまとって
仕事をしていたのかもしれません。

 

人には承認欲求があります。

 

社長だって人間です。

 

「どうだ!おれってスゲーだろ!」
と思われた気持ちがあるのも
分かります。

 

でも、それを社員に言ってしまうと
社員の心が離れていくということも
知っておく必要があると思います。

 

『そんなの分かっているよ!
だから、銀座に飲みに行くんだよ!』
と言われれば、そうなんでしょうけど・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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