反対はタダではない

昨日、岸田首相が、
首相官邸で記者会見を行い、
来年秋に健康保険証を廃止して
マイナンバーカードに一本化する方針を
発表しました。

 

来年の秋?

 

正直、遅い!と思いました。

 

さらに、
マイナンバーカードを持たない人に対して
健康保険証の代わり資格確認書を発行し
1年から5年の移行期間を設けるそうです。

 

これは、
健康保険証とマイナンバーカードの
一体化に対する国民の不安を
払拭することを優先した結果だそうです。

 

確かに、各社の世論調査では、
半数以上の人がマイナンバーカードへの
一本化に「不安を感じる」との回答が
あるようですが、

 

それだって、「不安ですか?」と聞かれれば
「不安です」と答えるのが普通ですから、
気にするべきでもないように思います。

 

結局、何をやっても不満が出るのだから
やるべきことをやって、成果を出すしかない
のだと思います。

 

職場でも同じですが、
新しいことをやろうとすると、
必ず、反対する人が出てきます。

 

人間は変わることに不安や
新しいものへの恐怖があるので、
当然の反応です。

 

程度の差はありますが、
その不安や恐怖に寄り添っていると
全体のスピードが遅くなります。

 

今回のマイナンバーカードも
不安を払拭するために
時間をかけるということですが、
その間、コストがかかっています。

 

反対や批判も結構ですが、
それによってコストがかかっていることに
気付いているのかな?
と思います。

 

岸田首長が記者会見で言う通り
コロナ禍でデジタル化の遅れを痛感し
さんざん、政府を批判したはずなのに
いざ、デジタル化しようとすると
反対する・・・

 

どこまで変われないのでしょうか?

 

マイナンバーカードを運用して
事務処理のコストを下げなければ
ならないことは明らかです。

 

いや、知らないかもしれせん。

 

今の健康保険証は
転職の度に返却して
発行し直さないといけません。

 

実は、定年再雇用の際も
回収して発行し直す必要があります。

 

また、発行し直している間は、
手元に健康保険証がありません。

 

健康保険証がなければ、
本来は、10割を支払って、
健康保険証ができたら、
7割を返金しに行く必要があります。

 

協会けんぽ、健康保険組合、
市町村、病院、歯医者、薬局

 

その全てで手間がかかっています。

 

いつまで、
こんなことを続けるのしょうか?

 

確かに、新しいことをやったり、
今のやり方を変えようとすると、
ミスが起こったり、失敗したりします。

 

しかし、ミスや失敗を恐れて
変わらないと、
周りは変わっているので、
どんどん時代に取り残されます。

 

結局、ミスや失敗を恐れて
チャレンジしないことが、
成長のスピードを遅くして、
自分自身、成長のチャンスを
失っていくのだと思います。

 

リニア中央新幹線も
一部の反対によって、
令和9年の開業が困難なようです。

 

リニア新幹線は、
MRJ(国産ジェット)の撤退により
日本の製造業に残された
数少ない希望です。

 

それさえも、反対によって
失われていく・・・

 

誰一人取り残さない

 

言葉としては美しいと思いますが、
本当にそれを実現するには
力が要ります。

 

その力を手に入れるためには、
時には思い切ったことをしないと
結果として、誰も救えなくなる
なんてことになるのではないか?と思います。

 

結局は、バランスの問題なんですが、
今回のマイナンバーカードの運用を見ていて
不安や恐怖に寄り添いすぎなのかな?
と思ったりしています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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