怒ると叱るの違い

GWということもあって、
街に出ると子供連れが
たくさんいます。

 

うちは、女の子が2人だったので
それほど手を焼きませんでしたが
男の子は大変ですね!

 

昨日も、ランチのために
お店の前に並んでいる親子がいて
5歳ぐらいの男の子
がチョロチョロしていました。

 

ま~子どもですから、
並んでいるのも飽きてしまう
のだと思います。

 

そうしたら、突然、
その男の子のお母さんが、
スゴイ口調で男の子を
怒り始めました。

 

テメェー、静かにしろって
言ってんだろ!

 

言うこと聞けねぇ―のか?
この野郎!

 

いやー
男の子はこのくらい言わないと
ダメなのでしょうか?

 

それにしても、
女性からこんな言葉が出るんだ!
とある意味ショックでした。

 

今の世の中、
男性、女性もないのかも
しれませんが・・・

 

でも、怒ってもね~
と思ってしました。

 

研修では「怒る」と「叱る」の違い
を説明します。

 

辞書で調べると・・・

 

「怒る」

不満・不快なことがあって、
がまんできない気持ちを表す。
腹を立てる。いかる。

よくない言動を強くとがめる。
しかる。

 

「叱る」

目下の者の言動のよくない点などを
指摘して、強くとがめる。

 

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

辞書で調べると、「怒る」の中に
「しかる」が含まれています。

 

そのため、
言語として明確に分けることが
適当かどうか?の問題はあるのですが、
研修ではあえて分けて説明をしています。

 

「怒る」というのは、
相手に怒りをぶつけることです。

 

自分の思い通りにならなくて、
我慢できない感情を
相手にぶつけているだけです。

 

それに対して、
「叱る」というのは、
相手のよくないことを指摘することです。

 

そのため、「叱る」という場合は、
相手に「こうなって欲しい」という
「ビジョン」があります。

 

つまり、相手のことを
想って指摘しているのです。

 

このように考えると、
自分のために怒り、相手のために叱る
と分けることが出来ます。

 

では、どちらの方が、
相手に伝わるか?というと・・・

 

言うまでもありません。

 

「叱る」です。

 

だから、「怒る」より
「叱る」ほうが効果があります。

 

そうは言っても、
「怒り」は感じると思います。

 

「怒り」は、感情なので
コントロールは出来ません。

 

だから、「怒り」を感じること自体
仕方がないのです。

 

でも、
「怒り」と「怒る」は違います。

 

「怒る」は行動です。

 

感情はコントロールできませんが、
行動はコントロールできます。

 

つまり、
感情と行動を切り離すこと
が大事です。

 

これは訓練なので、
意識するしかありません。

 

「怒って下さい」と言われて
怒れないと思います。

 

怒りを感じて怒る。

 

これなら、できます。

 

つまり、そもそも、
「感情」と「行動」は別ものです。

 

ただ、いきなり分けるのは
難しいですよね!

 

まずは、
感情のままに行動すると
上手く行かないということを
学習することだと思います。

 

もっとも、
怒ってしまう自分を
どうにかしようと思わない限り
どうにもならないのですが・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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