いきなりですが、
聞香(もんこう)ってご存知ですか?
聞香とは、文字どおり、
「香りを聞く」
嗅ぐのではなく、
心を傾けて香りを聞いて、
心の中でその香りをゆっくり味わう
と言うものです。
「香炉」という
湯のみぐらいの大きさの
器に灰を入れて
その中に火のついた炭を
うずめます。
その炭の温度で、
「香木」と言われる
香りの高い木を温めて
その香りを楽しみます。
詳しく知りたい方はコチラ
動画:聞香(もんこう)|お香のたき方
https://www.youtube.com/watch?v=PSdKV0weQ7A
日本では、
推古天皇3年(595年)に
淡路島に香木が漂着したのが
香木に関する最古の記録
だと言われています。
聞香を楽しんだ人物としては
室町幕府8代将軍足利義政、
織田信長、明治天皇が知られています。
今回、講師をしていただいたのは
ブログ仲間である
高須香奈さん
高須香奈さんのブログ
https://ameblo.jp/miznowa2017/
映像プロデューサーでもあり
私のセミナー動画も作ってもらいました。
『効き脳』と『ゲーム』で成果の上がる組織を作る!
2年ぐらい前の動画なので、
古い(?)若い(?)ですね!
今回は
3種類の「香木」を聞香して、
その香りに名前を付ける!
ということをやってみました。
たしかに、
3種類の香りの違いは
分かります。
しかし、
言語化しようとすると
難しい・・・
高須さんは3種類の香りに
それぞれ
「未来」
「美華」
「森林」
と表現しました。
私は?というと・・・
「ジンジャエール」
「仁丹」
「ジャスミン」
なんでしょうか?
私のセンスのなさったら・・・
しかし、高須さんは
これが大事なのだと言います。
香りなので、正解がありません。
人と人は違っていいのです。
でも、
高須さんと私の言葉をよく見ると
「未来」「ジンジャエール」
「美華」「仁丹」
「森林」「ジャスミン」
どこかしら、
共通なニュアンスがありませんか?
(ちょっと無理があるような・・・)
ここのところ、
ブログでお伝えしている
「分かる」ということの本質を
教えてくれているように思います。
自分と相手を分けられるのか?
という話です。
人と人は違う
だから、
分けられるはずなんですけど、
どこか同じようなところが
あるのです。
つまり、
どこで分けたらよいのか?
分からないのです。
「聞香」のセッションの後
参加者の距離感が近づいた感じが
しました。
それは、
分けられないということを
お互いに感じ取ったから
だと思います。
心理的安全性の高い組織を作りたい
という相談を受けた時に、
「話し合いをしましょう!」
みたいな話になります。
でも、本当に大事なのは、
ただ話し合うことではなくて、
答えのない解を一緒に探すということ
なんじゃないか?と思います。
それぞれ違うのだけれど、
お互いに分けられない何かがある
と感じることが大事なのだと思います。
それには「聞香」はうってつけだと
思いました。
「聞香」を使った研修にご興味のある方、
高須さんをご紹介しますよ!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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