無視よりアサーティブが大事

前回のブログで、
TV番組で紹介されていた
世代間ギャップを埋めるための
上司側のポイントついて書きました。

 

いざかやよりGROWが大事

いざかやよりGROWが大事

 

今回は、
部下の「飴と無視」について
考えてみたいと思います。

 

「飴と無視」とは何か?
というと・・・

・上司からの好意的なアクション
→「飴」笑顔や感謝などの反応

・上司の増やしたくない行動
→「無視」スルーする

 

これにより
上司・部下がお互い好意的になり
行動・態度が前向きになり
生産性が高まるなど好循環が
起るそうです。

 

さすがに、
これはどうなんでしょうか?

 

「飴」は良いとして、
「無視」されて、
お互いが好意的になるとは
考えられません。

 

上司の増やしたくない行動
に対して「無視」をすることで
やめて欲しいということを
伝えようとしているのだと思います。

 

しかし、それでは、
伝わる上司もしれば、
伝わらない上司もいると思います。

 

伝わらない上司は、
その行動をやめないでしょうから
その結果、「無視」が続きます。

 

「無視」され続けて、
相手に好意を抱くのは、
少数派の人だと思います。

 

大多数の上司は、
「無視」をされて、
気分を害するだけです。

 

とても生産性が高まるとは
思えません。

 

やめて欲しいと思う
行為があるなら、
やめて欲しいということを
部下が伝える必要があります。

 

ただ、現実的には、
上司にやめて欲しいとは、
言いづらいのではないか?
と思います。

 

ここで、大事な考え方は、
「アサーティブ」という考え方です。

 

「アサーティブ」というのは、
自分の思ったことを
その場にふさわしい方法で
表現するということです。

 

分かりづらいと思うので、
具体的な事例で考えたいと思います。

 

お店で会計をして、
おつりが足りない時に、

黙っていることもできるし、

「店長を呼べ!」
と怒ることもできるし、

おつりが間違っていることを
伝えて正しい金額をもらう
こともできます。

 

こう考えた時に
黙っているのも良くないし、
怒り出すのも良くありません。

 

やはり、ここは、
相手に分かるように伝えて、
正しい金額をもらうべきです。

 

そして、これが
「アサーティブ」な状態です。

 

おつりをちゃんともらうなんて
当たり前じゃないか!
と思うかもしれません。

 

しかし、世の中、
そんな人ばかりでないと思います。

 

それが証拠に、
「無視」をしたらいいよ!
とTVで紹介しているわけです。

 

「無視」することは、
その場をやり過ごすだけで、
根本的な解決にはなりません。

 

根本的な解決を目指すなら、
「アサーティブ」な状態を目指す
べきです。

 

では、「アサーティブ」になるには、
どうしたらよいのでしょうか?

 

「アサーティブ」になるには
①自分の気持ちをはっきりさせる
②自分も相手も大切にしているかを判断する
③大切にしていると判断したら伝える
ことが必要です。

 

ポイントは②と③です。

 

自分も相手も大切にしている
というのは、どういうことか?
というと・・・

 

上司と部下の話で言うと、
部下が上司との関係を大切に
思っている
ということです。

 

つまり、
部下が上司と良好な関係でいたい
と思っているか?どうか?
ということです。

 

上司と良好な関係でいたい
と思っているなら、
「やめて欲しい」と言うべきだ
ということです。

 

「アサーティブ」の話をすると、
腑に落ちないと言われることがあります。

 

おそらく、それは、理屈では分かるけど、
実際には無理だ!ということだと思います。

 

それはその通りで、
そもそも「アサーティブ」になるには
相手の理解も必要だということです。

 

双方が「アサーティブ」になって
初めて「アサーティブ」でいられます。

 

だから、上司も部下も
「アサーティブ」について学ぶべきです。

 

実は、うちの娘は
高校2年生の時に学校の授業で
「アサーティブ」を学んでいます。

 

そういう意味では、
我々、上司の世代が
学ばないといけないかもしれません。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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