お正月の楽しみの1つが
箱根駅伝です。
毎年、ドラマがあって
たくさんの気づきをもらいます。
今年の往路は、
青山学院大学が制しました。
やっぱり青学は強かった!
ということなのかもしれませんが、
最初から順調だったわけではありません。
特に、3区では、東京国際大学の
イエゴン・ヴィンセント選手が
8位でタスキを受けたにもかかわらず、
7人をごぼう抜きでトップで4区へ。
【箱根駅伝 3区】
ヴィンセントの区間新記録はハーフマラソン世界トップ級
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200102-00000070-spnannex-spo
タイムは59分25秒。
1時間1分26秒の区間記録を
一気に2分1秒も更新しました。
驚異的な早さです。
身体能力が違うので、
勝負になりません。
東京国際大学が
3区でトップになった時に
正直、心がざわつきました。
「ズルいんじゃないの?」
そして、4区で
他の大学が東京国際大学に
追い付いた時に
留飲が下がる思いがしました。
実は、箱根駅伝にはルールがあって、
外国人留学生については、
エントリーできる16名のうち2名まで、
本戦に出場する10名のうち1名まで
起用できることになっています。
つまり、実際に走ることができる
外国人留学生は1人だけです。
東京国際大学は、
認められたルールの下で
留学生選手を出場させているわけで、
なにも「ズルい」ことはしていません。
ルールどおりですから
何の問題もありません。
しかし、心はざわつきます。
何が言いたいのか?というと、
これが多様性を受け入れるということ
だと思うのです。
「多様性はこれからの時代に必要だ!」
「多様性は新しい価値を生み出す!」
「多様性に対応できなければ生き残れない!」
多様性を受け入れるのは今や常識!
と言われることが多いです。
確かに、留学生が駅伝に参加することで
日本人選手のレベルも上がります。
駅伝自体の面白さも増します。
しかし、現実の多様性は
心をざわつかせるのです。
同一性が保たれた中で
競争をするのであれば、
ルールは必要ありません。
同じ条件の中で
競争をすればよいのです。
負けたところで、
素直に受ける入れることができます。
しかし、多様性の中で
競争をするのであれば、
能力や背景が違うので、
ルールや環境整備が必要になります。
ルールや一定の環境の下で
競争をする必要があります。
そうなった場合に、
たとえ、負けたとしても、
ルールや環境のせいにはできません。
負けを受け入れなければなりません。
それが多様性を受け入れる
ということです。
昨日、東京国際大学が
あのまま往路優勝していたら、
どんな気持ちになったでしょうか?
頭では分かります。
しかし、心の「ざわつき」は
どうしようもないのです。
その「ざわつき」をどのように
解消したらよいのでしょうか?
それは、相手を知ることです。
3区を走った
イエゴン・ヴィンセント選手が
どんな思いで母国のケニアから離れて
日本で暮らしているのか?
言葉も通じない中で
東京国際大学の選手たちが
どのようにチームを作り上げているのか?
東京国際大学の選手たちの中に
葛藤はないのか?
つまりは、
いつもブログに書いている
「ルービックキューブ理論」です。
見えない裏側があることを
常に頭に入れておくことが大切なのです。
心がざわついた時に
裏側をみようとすることが、
多様性の困難を乗り越えるキッカケ
になるのだと思います。
昨日の
イエゴン・ヴィンセント選手の走りは
多様性を受け入れることの困難さを
思い知らせるほどの快走でした。
イエゴン・ヴィンセント選手の活躍を
心から応援したいと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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