友人の社長さんと話していて
「社員が感謝をしてくれない!」
という話になりました。
話を聞くと、
コロナ禍の影響で、
営業を中止しているお休みの間、
給与を100%支払っているのに
誰も感謝をしない・・・
というのです。
なるほど・・・
助成金でお金が戻ってくるとはいえ、
立て替えをするのも大変で、
銀行や公庫と交渉をして
ようやく融資を受けて
支払をしていると言います。
給与をもらうは当たり前と
思うかもかもしれませんが、
支払う方は必死です。
どうして、こんなに
温度差が生まれるのでしょうか?
もちろん、
会社のお金の流れが
見えていないのはあると思います。
でも、たとえ、
お金の流れが見えていたとしても
融資を受けてお金があれば、
そんなに感謝することもないように
思います。
私は、これは、
当事者意識の問題と思うのです。
つまり、
自分事になっているか?
ということです。
実は、当事者意識というのは、
タテの関係だと生まれないのです。
タテの関係にある場合、
下は上に言われたことをやります。
言われたことをするというのは
考えていないということです。
考えていないというのは
言い過ぎかもしれません。
言われたことをいかにうまくやるか?
を考えています。
この場合は、
矢印は自分に向ています。
自分がうまくやることに
意識が向ています。
つまり、相手のことは考えません。
お給料が振り込まれるか?
だけに意識が向きます。
これが、もし、ヨコの関係なら
どうでしょうか?
ヨコの関係なら一緒に考えます。
売上がないのに、
会社はどうやって、
給料を払うのだろう?
給料がもらえるか?心配だと
思います。
だから、
矢印が自分に向ていない
ということはないと思います。
しかし、
支払う側のヨコにいると
どうやって支払うのかな?
とも考えます。
これが当事者意識です。
と考えると、
誰も感謝をしない・・・
というところからすると、
普段から上下関係なんだと思います。
つまり、いつも、
社長から言われたことを
上手くやろうと考えていると
社長の気持ちなんて考えられないのです。
いつも、ちゃんとやることに
意識が向くので・・・
社長は完璧な存在で、
悩みなんかないと思っています。
だって、いつも、
間違いのない答えを出しますから・・・
でも、社長は悩んでいるし、
苦労もしています。
でも、それが見えない・・・
つまり、上下関係がある場合、
なかなか、上の人の背景を
感じづらくなるんです。
上下関係が悪いとは思いません。
その友人の会社も
トップダウンで業績を上げてきました。
それぞれの経営者の方の
「強み」を活かしたマネジメントを
すればいいと思うのです。
ただ、
上下関係のマネジメントをしていると
社員から感謝してもらうのは、
メカニズム上、難しいのです。
そんな話を
その友人の社長さんにしたところ、
「感謝されるために経営しているのではない」
なんて言ってました。
でも、だとしたら、
そんな話を私にしないと思うんですよね!
お互いに感謝し合ってやってく方が
長続きすると思うんですけどね!
結局、タテの関係、ヨコの関係、
どちらが正しいか?ということではなく、
両方を使い分けるということが
大事なんだと思います。
だから、社長さんには、
マネジメントを学んで欲しいのです。
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今日も最後まで読んでいただき
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