日本のスーパーコンピューター
「富岳（ふがく）」が
性能ランキングで世界一になりました！
日本勢が首位になるのは
９年ぶりだそうです。
そうなる、思い出されるのは、
旧民主党政権の事業仕分けで
2位じゃ駄目なんでしょうか？
という蓮舫氏の発言です。
当時は、揶揄されましたが、
考えてみると、
大事な質問だと思うのです。
競争の世界になると、
とりあえず、
１位になることを目指せばいい
みたいなことになりがちです。
会社で言うと・・・
売上10億円！で地域 NO.1！
みたいな話です。
そこで、
なんで売上1億なんですか？
なんで地域 NO.1なんですか？
と質問しても答えられない・・・
そんなことがあります。
「目標」を掲げていてはいるものの
そもそも、何のために目指しているのか？
分かっていない・・・
それだと達成しないと思うのです。
なぜなら、「目的」が分かっていないと
頑張れないからです。
これは「目的」と「目標」の話です。
そもそも、
「目的」と「目標」の違いは何でしょうか？
「目的」と「目標」は
どっちが先にあるものでしょうか？
「目的」と「目標」は
どっちが大きいのでしょうか？
「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。
「目的」を達成するために
「目標」があります。
「目的」がないのに
「目標」だけがあることはありえません。
例えば「10Ｋｇ痩せる」
これは「目的」ですか？
それとも「目標」ですか？
「10Ｋｇ痩せる」は「目標」です。
では、
「10Ｋｇ痩せる」目的は何ですか？
人によっては、
「健康のため」という人もいれば、
「モテたいから」という人もいる
と思います。
「目標」は同じでも
「目的」が違うことがあります。
だから、
「目標」を言う時は
必ず「目的」もセットで伝える
必要があります。
しかし、
人は「目標」の達成に夢中になると
「目的」を忘れてしまうのです。
「目的」を忘れると何が起こるのか？
周りが見えなくなります。
冒頭のコンピューターの場合であれば
かけた費用と成果が見合わない・・・
早いだけで使い勝手の悪いものができる・・・
軍事目的に使われて人類を不幸にする・・・
だから、
「目標」に夢中になった時は、
「目的」に立ち戻る必要です。
目標に向かっている時は
「目的」を忘れていることが多い
からです。
では、どうしたら、
「目的」を忘れない済むのか？
それは・・・
「ミッション」を明確にするということです。
人は、２つのものを
同時に見ることはできません。
どちらかを見たら、
どちらかは見えなくなります。
だから、
夢中になっている時こそ、
人から質問をされることが
大事だと思うのです。
2位じゃ駄目なんでしょうか？
そう質問されると、
もう一度「目的」に立ち戻ることに
なると思うのです。
つまり、何のためにやっているのか？
「ミッション」です。
「ミッション」＝「使命」
「ミッション」に対して
一貫性のある行動がとれているなら
よいと思うのです。
一貫性がある場合は、
「ミッション」の実現に近づいています。
しかし、
そうでない場合は、
「ミッション」の実現に向けて
軌道修正をする必要があります。
そういう意味で、
根本的な質問は軌道修正のチャンスです。
だから、蓮舫氏が
「ミッション」の実現のために
この質問をした場合は、
適切な質問をしたことになります。
一方で、
事業を潰す目的で
質問をしているとしたら、
「暗にやめなさい！」
と言っていることなので
適切な質問でなかったことになります。
つまり、
同じ質問であっても
背景（意図・目的）によっては、
適切な質問にも不適切な質問にも
なるのです。
何をしているか？（What）ではなくて、
なぜしているのか？（Why)が大事です。
常に、
相手の背景（意図・目的）を
意識することが大切なのです。
それが組織としてできるようになると
対話が始まります。
そんな組織作りを目指して、
コンサルティングをしています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
チームビルディング経営塾 2期東京
2020年9月～ 今年もやります！
月1回、6回でチームビルディングによる
組織作りをお伝えする講座を開催します。
どんなに優れた戦略も
「実行力」がなければ成果は出ません。
実行力のある組織の作り方をお伝えします。
2020年7月から説明会を開催します！
※すでに私のセミナーに参加した方で
経営塾に興味のある方はコチラからメールを下さい。
コメントを残す