ごめんなさいと言えばいいんです

先日、若手社員向け研修で

人間関係がよくなる
コミュニケーションとは何でしょう?

という質問をしました。

 

「相手の話に興味を持って聞く」

 

「相手と共通の話題を探す」

 

「笑顔でうなづく」

 

いろいろな意見が出ていた中で
ある若手の社員さんが
こんな意見を言いました。

 

「ごめんなさいと言えばいいんです」

 

「とにかく上司に謝れば、上手くいきます」

 

思わず、のけぞりました。

 

これって、人間関係がよいと
言えるのでしょうか?

 

自分が悪いと思った時に
「ごめんなさい」と言えるのは
大事なことです。

 

しかし、自分が悪くないのに
謝ってはいけません。

 

自分が悪くないのに
「ごめんなさい」と謝っていると
だんだん卑屈になっていきます。

 

卑屈になると、
被害者になります。

 

被害者になるというのは、
相手を加害者にすることなので、
人間関係が悪くなります。

 

では、この若手社員が悪いのか?

 

私には、そうは思えません。

 

コミュニケーションは、
双方向です。

 

必ず、相手方がいます。

 

人は聞かれたことしか答えません。

 

部下が自分が悪くないのに
謝っているとすると
「上司は私が謝ることを望んでいる」
と感じ取っている可能性があります、

 

それは、つまり、
自分の何が悪いのか?を
理解せずに謝っています。

 

これで、
部下は成長するのでしょうか?

 

部下が成長しないとなると、
上司は何のために
謝らせているのでしょうか?

 

大事なことは、
謝ることはありません。

 

何が悪いのか?を理解して
行動を変えてもらうことです。

 

怖いのは・・・

 

何度も何度も
謝っているうちに
謝れることが
目的になってしまうことです。

 

これでは「しつけ」です。

 

「しつけ」は習慣なので
無意識にすることです。

 

いってみれば、
考えずにできるように
なることです。

 

あいさつや作法などは
「しつけ」でよいと思います。

 

しかし、
謝ることを「しつけ」てしまうと
何も考えなくなります。

 

上司は謝るぐらいなんだから
部下は何が悪いか?を理解している
はずだと思っているかもしれません。

 

謝っているから
行動を変えてくるだろうと
部下に期待をします。

 

しかし、何も考えていないから
部下の行動は変わりません。

 

上司は反省が足りないと思って
部下にさらに謝らせる・・・

 

部下は謝ればいい
と思っているから謝るけど、
何が悪いか?分かっていないから
同じ間違いをする

 

自己強化ループです。

 

このループから出ない限り
部下の行動が変わることは
ありません。

 

部下が謝っているばかりで
変わらないと思ったら
上司が接し方を変えるしかありません。

 

この状況を作り出しているのは
上司と部下の二人だからです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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