ネットを見ていたら、
こんな記事がありました。
コロナによる外出自粛の影響で
車の交通量が減る一方、
東京都内での死亡事故が
およそ3割増加している
交通事故死3割増、コロナ影響か
https://news.yahoo.co.jp/articles/90e30c179afecd455e09fdfac233527136ae52bf
交通量が減れば、
死亡事故が減るように思うのですが・・・
矛盾しているように思います。
記事を読んでみると、
外出自粛で交通量が減った道路での
スピード出し過ぎなどが原因とみられています。
なるほど
言われてみれば分かります。
しかし、
最初に交通量が減っているのに
死亡事故が増えていると聞いた時に
矛盾していると思ったのはどうしてでしょう?
それは、
交通量が減ると死亡事故も減る
と思っているからです。
確かに、
死亡事故が起こる確率が常に同じ
という前提ならその通りです。
しかし、実際は、
交通量が少なくなると
スピードが出しやすくなり事故が起きる・・・
交通量によって
死亡事故が起こる確率が変わるのです。
つまり・・・
前提を間違えると、結論を間違えます。
だから、
常に前提を疑うことが大事です。
組織のコンサルティングをする時に
私が気を付けているのは、
社長さんが言っていることは本当か?
ということです。
こんな言い方をしてしまうと
申し訳ないのですが、
社長さんを信じていない訳ではないのです。
社長さんがそう思っていることは
信じています。
しかし、
社長さんがそう思っている前提は疑います。
いつもブログに書いている
ルービックキューブ理論です。
人が見ることができるのは、
6面あるルービックキューブのうち
3面のみです。
それは能力の問題ではなく、
認知の限界です。
例えば、赤い面が見ているとします。
赤い面が見えていることは否定しません。
しかし、青い面や白い面や緑の面も
あるかもしれません。
だから、
ルービックキューブは赤色だ!という
前提は疑います。
組織のコンサルティングにおいて、
具体的には、社員さんからも話を聞きます。
すると、
別の面が見えてくることがあります。
そこで、私がするのは、
別の面があるかもしれないということを
お伝えするということです。
私は、コンサルタントの役割は、
お客さんにより良い選択をしてもらう
ことだと思っています。
そのために、
いかに選択肢を広げられるか?
だと思っています。
青い面や白い面や緑の面も見た上で
「赤だ!」と思えば、赤でいいのです。
その判断で進めばいいのです。
しかし、
青い面や白い面や緑の面も見ずに
「赤だ!」と決めたら、
間違った判断をしてしまうからも
しれません。
だから、私の仕事は前提を疑うことです。
その時に大事なことは、
感情的にならないということです。
感情的になると
ルービックキューブの
1つの面しか見えなくなります。
全体を見るためには、
感情に流されることなく
淡々としている必要があります。
しかし、私の効き脳的に
C(友好脳)が高いので、
人に寄り添ってしまうところがあります。
人に寄り添うことができるのは
私の強みではありますが、
前提を疑おうとするときに
C(友好脳)が認知を歪めます。
人は強みでやらかします。
私がコンサルティングをする時は、
常に、その歪みを修正しながら、
人の話しを聴くようにしています。
結局、自分を知ることから始めないと
正しい前提にたどり着けないのです。
自分を知らないと
組織のマネジメントができないというのは
そういう意味なんです。
だから、自分を知るということが
組織マネジメントの第一歩なんです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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