3回以上起こったら、それはパターンです。

コンサルティングをしている時に
気を付けていることがあります。

それは・・・

3回以上起こったら
それはパターンです！
ということです。

これは、ブログで、何度か
紹介している氷山モデルの話です。

【氷山モデル】

「できごと」
（何が起こったのか？）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「パターン」
（どんなパターンなのか？）
（繰り返し起こっていることが何か？）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「構造」
（どのようなしくみになっているのか？）
（どんなメカニズムになっているのか？）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「メンタルモデル」
（どんな思い込みがあるのか？）
（何がそうさせているのか？）

通常は、
「できごと」レベルの相談です。

売上が上がらない・・・
人が辞めていく・・・
人が育たない・・・

それはそれで「悩み」です。

しかし、
その「悩み」を
直接、解決してはいけません。

なぜなら、
表面的な解決をしても、
その時は解決しても、
同じような問題が起こります。

３回以上起こったら、
それは「パターン」です。

「パターン」があるということは、
その下に「構造」的な問題があります。

「構造」というのは
どうしてもそうなってしまう原因です。

例えば・・・

時間がないので、
部下に任せないで
自分でやってしまう・・・

教育の仕組みがないので
ぶっつけ本番で現場に立たせて
自信を失わしてしまう・・・

話すのに苦手意識があって、
伝わらないとあきらめてしまう・・・

他の人から見たら、
そんなことをしたら、
上手く行くはずないじゃん！
ということをやっています。

なぜ、
そんなことが起こるのか？
というと・・・

「メンタルモデル」があるからです。

「メンタルモデル」とは、
その人が持っている
思い込みや価値観です。

思い込みや価値観ですので、
そう簡単に変えることはできません。

それを変えようとすると
「恐怖」が現れます。

「恐怖」には３つあります。

①弱点に対する恐怖
上手く行かないことがわかっていながら
なんとかしなければならない
という怖れ

②失敗に対する恐怖
失敗して取り返しがつかなくなったら
どうしようという恐れ

③真の自分に対する恐怖
自分に能力がないということを
突き付けられるという恐れ

こういうものが
自分の根底にあります。

これは私にもあります。

特に、真の自分に対する恐怖が
最も恐ろしいです。

この仕事は自分に向いて
いないのではないか？

こんなことを言う資格が
自分にないのではないか？

そう考えると動けなくなります。

動けなくなると
成果が上がりません。

だから、
「メンタルモデル」に触れては
いけないと思っています。

では、どうしたらいいか？
というと・・・

「構造」を変えに行きます。

時間がないなら、
時間を作ってもらう・・・

教育する仕組みがないなら
教育の機会を作ってもらう・・・

伝わらないと思うのであれば
話す回数を増やしてもらう・・・

「構造」が変われば、
「パターン」が変わります。

そうして、
「できごと」が解決していきます。

こうして、
「構造」変えることで、
「メンタルモデル」を変えてもらう
ようにします。

人が変わるというのは、
そういうことだと思っています。

それは経営者だけでなく、
社員さんも同じです。

社員さんも社長の話を聞いて
変わろうとしています。

しかし、同じように
変わろうとする時に
「恐怖」を感じています。

そんな時は、同じように
「メンタルモデル」に触れることなく
「構造」を変えて欲しいのです。

人はそうやって変わっていくので・・・

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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