「構造」を愛するがゆえに見えるもの

コロナの話はばかりしていますが、
結局、コロナの問題って、
世の中で起こっていることの
縮図のようなものです。

不謹慎で申し訳ないのですが、
「構造」を愛する者にとっては、
非常に興味深いのです。

心から思うことは、
どこも同じことが起こっている
ということです。

良い悪いを別にして書きます！

政府がマスクを2枚
各家庭に配ると言ってから
ほぼ、1ヶ月経ちます。

しかし、我が家には
マスクが届きません。

私が、個人的に、
誰にマスクを送ろうとしたら
明日、届きます。

絶対に1ヶ月もかかりません。

でも、政府はそれができない・・・

「こんなこともできないのか？」
と批判をしたくなります。

「マスク2枚も配れないなんて
なんて無能な政府だ！」

もっともな感じがします。

しかし、
そんなものだと思うのです。

なぜなら・・・

一軒にマスクを送るのと
5000万軒にマスクを送るのは
同じではないからです。

あなたがマスク配布の責任者に
なったとします・・・

1億枚のマスクをどこから
手に入れますか？

人を何人使って、
どこで袋詰めしますか？

どうやって漏れなく届けますか？

そう考えると、
簡単な話じゃないんです。

そんなことも分からないんですか！
と、政府の人は思っていると
思います。

う～ん

それも、もっとな感じがします。

「構造」を愛する者にとっては、
これが面白いと思うのです。

何が面白いのか？というと・・・

国民と政府が、
お互いに「バカじゃないの？」って
思っているということです。

で、両方とも、バカじゃないんです。

なぜなら、政府で働ている人も、
同じ「人」だからです。
（政府で働くには難しい試験があります）

でも、「人」って、
自分の見える範囲の中でしか
考えられないのです。

これが「構造」です。

もうちょっと分かりやすく言うと、
人間の限界が物事を見えなく
しているのです。

全然、分かりやすくないですね！(笑)

いつも言っている
ルービックキューブの話です。

人はどう頑張っても、
ルービックキューブの3面しか
見えないという話です。

ルービックキューブは6面あるので、
必ず見えない面が３面存在します。

つまり、同じものを見ているのに
違うように見えている・・・

それで、相手を批判する・・・

だから、まったくかみ合わない・・・

自分が正しいと思えば思うほど
見えていない3面が見えなくなる。

そこで、相手を感情的に
「バカじゃないの？」と言えば言うほど、
見えなくなる・・・

なぜならば、
見えていない３面が見えてしまうと
言っていた自分が「バカだ」と認めないと
いけなくなるからです。

自分が「バカだ」と認めたくないから
さらに相手の非を探し始める・・・・

そのため、
どんどん相手が悪く見えてくる・・・

非なんていくらでもありますから、

いつの間にか、
実態以上に相手が悪者になっている・・・

もう転がる雪だるまのように
悪者が大きくなっていく・・・

こうなると、もう、
雪だるまの中にいる人の
本当の姿が見えなくなる・・・

こんなことが、
ほとんどの人間関係で起こっています。

そして、
職場でも同じことが起こっています。

だから、
私がお客様から相談されている時は
この「構造」を頭にいれて聴いています。

お客様が言っている
ルービックキューブの3面の裏側には
何があるんだろうか？

ルービックキューブの裏側に
回り込む感じです。

「構造」が分かれば
その「構造」を逆手にとることで
全体が見えるようになります。

では、どうやって、
「構造」を克服するか？というと・・・

対立している双方に
ルービックキューブの裏側を
感じ取ってもらうということです。

具体的にいうと「対話」です。

自分の側で何が起こっているのか？
をお互いに話をするということです。

そう考えると、
メールやチャットのやり取りでは
「対話」は進みません。

このブログも一方通行です。

どこまで真意が理解されているか？
分からずに深い話はできません。

そのため、
先日のブログに書いたPCR検査の話は
踏み込めないのです。

ただ、毎日書いているので、
読んでいたいている方は、
私の背景を感じやすくなっている
のではないか？
と思うのです。

これも、
めんどくさいことをやっているから
ブログでも伝わるのであって、
めんどくさいことをしないと
本当の意味での効率化はないのだと
思います。

今日もめんどくさいブログに
お付き合いいただきありがとございます。

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