一人でしっかりと説明なんかできない

昨日(12月25日)
菅首相が記者会見を行いました。

 

新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1225kaiken.html

 

ステーキ会食の件もあり、
信用も信頼も失っているように
思います。

 

これに関しては、
しっかりお詫びをしていました。

 

国民に外出を控えるように
お願いしている手前、
自らが範を示していないことが
問題だと認識していることが
伝わってきました。

 

それはそれでよかったと思います。

 

なかなか、人前で謝れるものでは
ありません。

 

それはそれとして、
私が記者会見を見ていて
気になったのは次のやり取りです。

 

記者:

新型コロナ対策で、国民への説明が
具体的にどの点で不十分だったと
反省しているか?

 

菅首相:

例えば『GoToトラベル』を私自身が、
全国一斉に停止をさせていただきました。

そうした中で、
説明が足りないとか遅すぎるとか、
いろんなご議論をいただいております。

そういうことについては
しっかりと説明をしながら、
進めていかなきゃならない
というふうに思ってます。

ただ、
この判断というのは本当に悩んで悩んで、
行ったことだけはご理解をいただきたい。

こういうふうに思います

 

どこが気になったのか?というと
「しっかり」という言葉です。

 

この「しっかり」と言う言葉、
反省する時によく出てくる言葉ですが、
意味が良く分かりません。

 

「しっかり」の言葉の意味を
ネットで調べてみると・・・

 

確実かつ正確で、
信頼を置くことが出来ること
ということのようです。

 

確実かつ正確で、
信頼を置くことが出来る説明
ということになります。

 

そう考えると
この答えそのものが、
しっかりとした説明になっていない
ように思います。

 

確実かつ正確で、
信頼を置くことが出来る説明
と言うからには、
もっと具体的である必要が
あります。

 

例えば・・・

「なぜ、全国にしたのか?」

「なぜ、停止が遅れたのか?」

「どんなことに悩んだのか?」

 

つまり、考えたプロセスを
説明するとこうことだと思います。

 

考えた結果だけを伝えるのではなく
考えたプロセスを説明するということです。

 

一部に限定すると
限定してところに
人が一気に流れるかもしれません。

 

早くから停止してしまうと、
年末年始まで停止期間が長すぎて
しまうかもしれません。

 

観光業界にしてみれば
一番の稼ぎを失うことで
存続が難しくなるかもしれない。

 

そういうプロセスを伝えてくれれば、
あ~そんなことまで考えていたんだ!
ということが分かります。

 

すると、この人は信頼できる!
となるのです。

 

しかし、決まった結果だけを伝えると
100%正しい選択はありませんから
どうしても批判が出ます。

 

いつもブログに書いているように
人は、前提や背景を飛ばして話します。

 

前提や背景は、自分にとって
当たり前なので、意識できないのです。

 

だから、人から質問をしてもらうことが
大事なのです。

 

そして、だからこそ、
なんでも聞ける関係性が大事なのです。

 

本当にしっかり説明したいのであれは、
質問の個数を制限している
記者会見ではなくて、
インタビュー形式で引き出してもらう
必要があります。

 

だから、私はお客様の会社で、
研修の中で、私が司会になって、
社長インタビューをしたりするのです。

 

そうすると、
社長さんが考えていることが、
社員さんにしっかり伝わります。

 

ようは、やり方を知っているか?
どうかだと思うんですよね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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