言い訳を許さない文化が想いを伝わりづらくしている

昨日(1月27日)の参院予算委員会で
蓮舫氏と菅義偉首相との間で
菅首相の答弁について、
次のようなやり取りがあったようです。

 

蓮舫氏:
そんな答弁だから言葉が伝わらないんです。

そんなメッセージだから国民に危機感が
伝わらないんですよ。

あなたには、総理としての自覚や責任感、
それを言葉で伝えようとする、
そういう思いはあるんですか?

 

菅首相:
失礼じゃないでしょうか!

私は少なくとも
総理大臣に昨年の9月16日に就任してから、
何とかコロナ対策、
1日も早い安心を取り戻したい
という思いで全力で取り組んできたんです。

そういう必死の中で取り組んでくる中で
私自身はできることはさせていただいてきてます。

とにかく緊急事態宣言、
後出しとかいろんなことの批判はあります。

ただ、宣言を発するについても
衆参の国会の付帯決議で、
これは国民のみなさんに
いろんな制約を課するものであるから、
できる限り慎重にやるように
ということも付いてます。

そして、また、これを決めるときに
専門家のみなさんに相談して、
これを決めろと書かれています。

そうした中で私自身、
まさに迷いに迷って悩んで悩んで
判断をさせていただきました。

言葉が通じる通じない、
私に要因があるかもしれませんけども、
私自身は精一杯、これに取り組んでおるところです。

 

記事引用先:
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae560b435e32edfb068fe7a8a3982007bd344074

 

ようやく、菅首相が自分の言葉で
背景を語りました。

 

こういう背景が見えてくると、
菅首相の違った面が見えたのではないか?
と思います。

 

そういう意味では、
菅首相の背景を引き出した
蓮舫氏のお手柄だと思います。
(本人は意図していないと思いますが・・・)

 

それにしても、
どうして、緊急事態宣言を出した時に
このような背景を言わなかったのでしょうか?

 

どうも、我が国は、
言い訳を許さないという文化があって、
それゆえ、背景を伝えない
ということがあるように思います。

 

背景を伝えずに、
結論だけ伝えるから想いが伝わらない
ということがあるのだと思います。

 

そういう意味でも
蓮舫氏が言うように
伝えようとする想いがあるのか?
と思ってしまいます。

 

ご本人が言っているように
相当、悩みに悩んで決断をした
のだと思います。

 

それなのに、
決断だけを伝えてしまうと、
簡単に決めたように見えてしまいます。

 

そうすると
その決断が軽い決断に見えてしまいます。

 

しかし、
その悩んだプロセスを説明されると
たしかに難しい決断だということが
わかります。

 

そのプロセスの説明を受けて、
自分で一回イメージすることが
相手の理解に必要だと思います。

 

つまり、
自分で考えない限り、
相手のことが分からないのです。

 

だから、批判ができる人って、
それだけの決断をする立場に立ったことが
ない人だと思うのです。

 

今回の緊急事態宣言は、
感染による死者を減らすことになりますが
経済的な理由による自殺者を増やす
ことにもなります。

 

つまり、
どっちを選んでも
死者を出すという決断です。

 

そういう決断を自分が下すと思うだけで
私は批判する気になれません。

 

このように相手の立場に立って考えて
コミュニケーションを取ることを
「対話」と言います。

 

「対話」を通じて
相手の気持ちが分かります。

 

相手の気持ちが分かって上で、
一緒になって決断を下すことで、
覚悟や共感が得られるのだと思います。

 

そういう意味で、
言い訳と思わずに
自分の気持ちや背景を伝えることが
大事だと思うのです。

 

ただ、忘れてはいけないのは、
決断した人が、
最終的な責任は取らないといけない
ということです。

 

そのことさえ忘れなければ、
言い訳にはならないと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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