ミッションもなくポジティブになるのは無謀です！

報道を見ていると、
東京オリンピック・パラリンピックは
開催の方向にあるようです。

しかも、観客を入れての
開催を検討しているようです。

高校3年生の娘に聞いて
驚いたのですが、
学校では観戦するスケジュールに
なっているようです。

観戦で感染したらどうしましょう？
なんて笑えない冗談も
言いたくなります。

平井デジタル改革担当相なんて、
TVの報道番組の中で

新しいパンデミック下での
オリンピックの開催というモデルを
日本が初めて
作ることができるのではないか?

なんて言っています。

どこまでポジティブなんでしょう・・・

私もブログでは、
ポジティブを勧めています。

たしかに、ポジティブの方が
可能性が広がります。

開催できない理由なんて
いくらでもあります。

だから、
できるだけポジティブで
いるべきだと私も思います。

しかし、
それには前提があります。

それは・・・

開催しなければならない
事情がある場合です。

開催するしかないのであれば、
ポジティブでなければ、
開催できません。

いや、ポジティブでないと
やっていられません。

だから、
平井デジタル改革担当相のような
発言になるのだと思います。

ここに大きなズレがあります。

国民の多くは、
オリンピックを開催する前提に
立っていません。

中止や延期もあって
よいのではないか？と思っています。

どうして、そこまでして、
開催しなければいけないのか？
わかっていないのです。

だから、多くの国民が、
ポジティブになりようがありません。

政治家はポジティブで
国民はネガティブですから、
上手くいくはずがありません。

前に進もうとする人と
後ろに下がろうとする人が
引っ張り合って前に進めません。

こういうことは
会社でも起こっているのでは
ないでしょうか？

社長はいろいろなことをやろう
と思っているのに
社員がついてこない・・・

この場合にどうしたら
よいのでしょうか？

前提を合わせることです。

今回の件でいうと、
どうして、
オリンピックを開催しないと
いけないのか？
を共有するということです。

まさに「ミッション」です。

チームで成果を上げる時に
常に谷をくぐります。

タックマンモデルです。

Uの字のように
最初は底に向かっていって
ある時点で上に向かいます。

その底を支えるのが
「ミッション」です。

「ミッション」があるから、
谷の底に向かうことができるのです。

谷の下から支えるものがあるから、
ポジティブに谷に向かうことが
できるのです。

「ミッション」もなく
やみくもに下に向かうのは、無謀です。

このままいったら、
チームの底が割れます。

チームの底が割れるというのは
人が辞めてしまったり、
チームが崩壊したりすることです。

そうならないためには、
まずは「ミッション」を共有する
必要があります。

何のために
オリンピックをやるのか？

まぁ～オリンピックが始まって
日本の選手が獲得するようになれば
「ミッション」を共有できるかも
しれません・・・

たしかに
不安しかない現状で
「ミッション」を言ったところで、
伝わらないのかもしれません。

そういう意味で、
始まればなんとかなるでしょ！
と思っているのかもしれませんが・・・

でも、それは、
偶然を期待するようなもので
あまりにも無謀だと思うのです。

このようになる、もっと前から、
「ミッション」を伝えておくべき
だったのです。

チームで成果を上げるには、
やり方があって、
そのやり方を知っていれば、
偶然に期待することなく、
再現性高く成果を上げることができます。

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