昨日、サッカーU-24
日本代表とガーナ代表の
国際親善試合がありました。
ガーナは来日したばかりで
コロナ禍のストレスもあったためか
コンディションが悪く
日本代表の一方的な試合になりました。
そんな中、
ガーナのディフェンスの選手が
田中選手に足裏を見せる
危険なタックをしました。
その時に、
吉田選手がラフプレーをした
ガーナの選手に対して
猛抗議をしました。
主将DF吉田麻也、怒りの抗議で一触即発
U-24代表選手への”危険タックル”で乱闘寸前
試合後、吉田選手は
こんなことを言っています。
テレビで見ている人は
『吉田、オーバーエイジなのに大人げないな』
と思ったかもしれないけど、
それもゲームマネジメントの一つ。
“次やったら許さないぞ”という意思表示を
示さないといけないし、
実際そのあとはほとんどラフプレーが
なくなったと思う。
この時点で５－０で、
勝敗も決まってしまって、
相手選手も集中力が切れてきて
ラフプレーが増えてきたタイミングでした。
絶妙なタイミングでの
激しい抗議だったと思います。
こういうことって、
職場でもあると思うのです。
これは、よくないな！と思うような
指導とか言い方を上司がしていることが・・・
こういう時に、
言うか、言わないかで
職場の流れが変わってしまいます。
ダメなものはダメと
ハッキリ言う必要があります。
ただ、この時に、
意識をして欲しいのは、
「タックマンモデル」です。
「タックマンモデル」とは、
チームが成長する段階を
４段階で説明したものです。
チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という４つの段階を経る必要があります。
「U」の字のように
いったん谷に落ちて這い上がるように
「成果」が上がっていきます。
言うべきことを言うのは
「嵐」の段階で
Uの底に向かっていきます。
争いごとを恐れてしまうと
「嵐」を避けようとします。
今回のシーンでいうと、
吉田選手が抗議しなければ
だれも抗議しなかったと思います。
ここで、
「嵐」に向かっていける
吉田選手はさすがにベテランです。
では、どうして、
吉田選手は強く抗議できたのでしょうか？
それは、
「ビジョン」と「ミッション」が
見えていたからです。
「ビジョン」は、
ここで強い抗議をしておけば、
ガーナの選手が冷静になるだろう
ということです。
インタビューでも、
そのあとはほとんどラフプレーが
なくなった
と言っています。
つまり、このあと、
ラフプレーがなくなるという
「ビジョン」が見えていた
ということです。
そして、何よりも
オーバーエイジで参加しているので、
経験値を発揮するという
「ミッション」を持っていた
ということです。
インタビューでも
かわいい選手たちが削られたら、
そこは行かないといけない
と言っています。
タックマンモデルの底を支えるのが
「ミッション」で、
タックマンモデルの先にあるのが
「ビジョン」です。
※バリューは別の機会に説明します。
つまり、
「ミッション」で底を支えながら、
「ビジョン」が見えているから、
強い意志をもって谷に向かえるのです。
これが、単に、相手の選手に
感情的になったところで、
もめ合いになっておしまいです。
ちゃんと、
「ミッション」と「ビジョン」が
あったから、
上手くいったのだと思います。
だから、職場で、
言いづらいことをいう時は、
必ず、「ミッション」と「ビジョン」を
意識した上で、
嵐に向かって欲しいのです。
そうしないと、
結局、感情的になって、
相手を責めて、
こっちがラフプレーになって
イエローカードになりますから・・・
そういうことを含めて
マネージメントなんですよね！
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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