テキトーに決めた目標は達成しても意味がない

日本オリンピック委員会の山下会長が
記者会見で、今回のオリンピックで
目標としていた「金メダル30個」について
達成にこだわらないと発言しました。

 

“金メダル30個”の目標にJOC山下会長
「重要かと言えば、それはノーだと明言したい」
https://times.abema.tv/news-article/8664091

 

たしかに、コロナ禍で、
1年延期されて、
選手のトレーニングも十分でなく、
海外の選手も出場しない可能性も
考えると、
前提が変わってしまっているので、
コロナ禍前に決めた目標に
意味はないのかもしれません。

 

ただ、目標があったということは、
目的があったはずです。

 

以前も、このブログで、
「目的」と「目標」の話をしています。

 

「目的」と「目標」は常にセットです。

 

例えば、

 

5キロやせるは、
「目的」ですか?「目標」ですか?

 

「目標」です。

 

では、
5キロやせるの「目的」は何ですか?

 

健康になるためです。

 

人によっては、
モテるためとか
昔はけたズボンをはくため
とかあると思います。

 

いずれにしても、
5キロやせるという目標だけが、
単独では存在しません。

 

必ず、
「目的」と「目標」はセットです。

 

「目標」を語る時は、
「目的」を伝えないと
「目標」を達成しようとする意図が
伝わりません。

 

「目標」を達成しようとする意図が
伝わらないと、協力が得られません。

 

先ほどの
5キロやせるという目標の目的が、
健康になるためだとしたら、
健康になるための情報を教えて
くれるかもしれません。

 

しかし、
同じ5キロやせるという目標でも、
その目的がモテるためなら、
健康になるための情報をもらっても
この目的にとっては意味がありません。

 

さらにいうと、
5キロやせるという目標の目的が、
健康になるためだとしたら、
5キロやせるという目標が達成しなくても
脂肪が減って、筋肉がつくことで、
健康になれば、
目的は達成したことになります。

 

そう考えると、
「金メダル30個」という目標の
目的って何だったのでしょうか?

 

山下会長は、
「金メダル30個」という目標について
会見でこのように言っています。

 

目標を再調整すればいいのでは、
という意見もあったが、そんな時間はない。

ほかにすることがたくさんある。

海外選手の準備状況も分かりっこない。

『NO』と明言したい。

己を信じて、仲間を信じて、
チャレンジしてくれれば十分。

自分らしく生き生きと輝いてくれれば十分。

最善を尽くしてくれれば十分。

 

こんな感じであれば、
そもそも「目的」なんか
なかったんじゃないか?と思えてきます。

 

あるのかもしれませんが、
この会見からは感じられませんでした。

 

よく、会社の目標を聞くと、
『前年売上105%!』
なんて答えが返ってきます。

 

そこで、
『前年売上105%!』の目的は何ですか?
と質問をしても、答えられない
ということがあります。

 

例えば、
『前年売上105%!』を達成したら、
仕入れ価格が5%下がり、
粗利が30%アップして、
みんなに賞与も払えるし、
業務システムが入れ替えられて、
仕事の効率アップ!
みたいな話なら、
何としても達成しようと思います。

 

しかし、なんとなく
昨年の5%アップ!
なんて決め方をしていると
達成しても意味がないし、
意味のない目標を達成しようとも
思わないので、
結局、上手くいかないのです。

 

目標を決める時は、
それイイね!と言ってもらえる
目的をもったものにする必要があるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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