自立・自主的・自発的な人間の育て方

柔道の井上監督が任期満了で
退任するそうです。

 

2012年のロンドンオリンピックで
日本男子が初の金メダルゼロに終わり、
日本柔道界が変わらなければならい
タイミングでの監督就任でした。

 

そして、監督となって初の
リオデジャネイロオリンピック
(2016年)で全階級メダル獲得し、

 

今回の東京オリンピックで
柔道の日本男子に史上最多の
5個の金メダルを獲得しました。

 

まさに、
日本柔道界を見事に立て直しました。

 

では、どのように
立て直したのでしょうか?

 

その答えのヒントになる
インタビューがネットにありました。

 

自立・自主的・自発的な人間を柔道で育成する
https://back-athlete.com/interview-inoue-kosei/

 

もう、タイトルが答えになっていますが、
自立・自主的・自発的な人間を
育成したことです。

 

では、どうやって、
自立・自主的・自発的な人間を育成した
人間を育てるのでしょうか?

 

井上監督は、
インタビューの中でこんな風に言っています。

 

何もない所で、「自立」だとか「自発的」と
言われても選手達は動くことが難しい。

様々な知識を得ることができる環境を選手達に
与えることが重要です。

その中、選手自身がどう競技に活かしていくか、
またどう能力を大きくしていくか考えなければ
いけないと思っております。

 

これ、何を言っているか?というと、
自立・自主的・自発的というのは、
「無知」ではなれないということです。

 

「自立」とか「自主的」とか「自発的」
というのは、自分で決めるということです。

 

自分で決めるには、根拠が必要です。

 

その根拠となるのは、
「様々知識」です。

 

自立・自主的・自発的にならないのは、
その「様々な知識」がないからです。

 

少し前にやっていたドラマ
『ドラゴン桜』も同じ話です。

 

落ちこぼれが勉強に目覚めて
東大に行くという話ですが、
結局、彼らが今まで勉強しなかったのは、
自分で人生を変えられるということを
知らなかったからです。

 

自分で人生を変えられると思えたから、
勉強をして東大をめざしたのです。

 

「自立」とか「自主的」とか「自発的」
というのは、
自分で決められる環境にしなければ、
そうならないのです。

 

だから、井上監督はこうも言っています。

 

常々、選手達には
責任を持った行動をするよう
に指導しています。

もし何か
選手達が犯してしまった場合には、
自分自身も監督として
責任を取る覚悟はできています。

 

選手たちに
自分で決めさせる代わりに
何かあれば、
監督である自分も責任を取る
と言っているのです。

 

どうして、こんなことが言えるのか?
というと・・・

 

選手たちが
柔道で結果を出すことが、
自分の人生を豊かにすることを
理解している限り、
間違った選択はしないということを
信じているからです。

 

だから、
監督としてすべきことは、
柔道で結果を出すことが、
自分の人生を豊かにすることになる
ということを選手に教えることなのです。

 

そう考えると、
自立・自主的・自発的な人材を
職場で育てようと思ったら、
目の前の仕事をすることが、
自分の人生を豊かにすることになる
ということを社員に教えることなのです。

 

そして、
それを理解してくれていると信じて、
社員に任せることが必要です

 

自立・自主的・自発的な人間を育成するには
覚悟が必要なんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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