余計な一言

言わなくても良いのに
言ってしまったために
人間関係がおかしくなる・・・

 

そんな経験は、
誰にでもあると思います。

 

ネットを見ていたら
気になる本があったので
読んでみました。

 

「余計な一言」
斎藤 孝 著

https://ux.nu/7X78h

 

余計な一言の事例が
これでもか!というぐらいに
書いてあります。

 

耳が痛いと言うか・・・
目が痛いと言うか・・・

 

そんな中で
特に印象に残った言葉が
ありました。

 

それは…

「頑張れ!」

です。

 

私自身は好きな言葉です。

 

しかし、今では、
余計な一言になりつつ
あるそうです。

 

私が社会人になった頃は
バブルがはじけていましたが
それでもまだ右肩上がりの
雰囲気が会社にありました。

 

「頑張ればいいことがある!」
「頑張るのは良いことだ!」
という共通認識がありました。

 

私が最初に配属されたのが
経理部でした。

 

決算になると
毎日のように終電近くまで
仕事をしました。

 

決算の時はお祭りのように
テンションが上がっていました。

 

そして、決算が終わると
上司が美味しいものを
食べに連れに行ってくれました。

 

あ〜頑張ると
いいことがあるんだな!
と思ったものです。

 

しかし、今の時代は
頑張るだけではダメなんです。

 

いや、むしろ、
頑張るのは「仕事ができない人」
とみなされます。

 

仕事が溜まらないように
計画的に仕事をして、
決算の時でも定時で帰る。

 

そんなスマートな仕事を
している人が評価されます。

 

そんな時代に
「頑張れ!」って・・・

 

「頑張れ!」というのは、
具体的な打ち手のない人が
言う言葉になってしまいました。

 

だから、
「頑張って労働時間を減らしましょう!」
なんて、言おうものなら・・・

 

その人は『残念な人』です。

 

とは言っても
長年、頑張ることで
成果を上げてきた人間が
急にやり方を変えられません。

 

これは、いつも言っている
「メンタルモデル」の話です。

 

「頑張ればできる!」というのが
「メンタルモデル」です。

 

これを変えるには、
どうすればよいでしょうか?

 

それは・・・

「頑張れ!」
と言わないようにする

と言うことです。

 

言わないようにすると
気が付くと思います。

 

何も考えていなかった
ということに・・・

 

「頑張れ!」というのは
便利な言葉です。

 

何も考えなくても、
声をかけることができます。

 

声をかけていれば、
指示を出している気になります。

 

しかし、実際は、
何も指示していないのです。

 

大事なことは、
具体的な指示をしてから
「頑張れ!」と言うことです。

 

つまり、
上手く行きそうな気がするから
頑張れるのです。

 

上手く行っていれば、
頑張れと言わなくても
頑張ります。

 

バブルの頃は何をやっても
上手く行ったから、
「頑張れ!」と言えば
よかったのかもしれません。

 

上手く行かない時代からこそ
よく考えることが
大事なのだと思います。

 

というわけで、
今日も一日頑張りましょう!

 

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