自動は思い通りには動いているわけではない

パラリンピックの選手村で、
トヨタの自動運転の電動バスが、
横断歩道を渡ろうとした選手と
接触するという事故が発生しました。

 

詳しい内容は分かりませんが、
ネットの記事によると、
横断歩道の手前で止まったものの
オペレーターが発信ボタンを押して
電動バスが動き出した直後に
接触したそうです。

 

電動バスの問題というより
オペレーターのミスだと思いますが、
自動運転の問題にされてしまいます。

 

私も昨年の12月から
テスラモデル3に乗っていて、
自動運転を日常的に使っています。

 

使っていて思うことは、
「自動で動く」と「思い通りに動く」は
違うということです。

 

自動というのは、
文字通り、自ら動くという意味です。

 

自ら動くからと言って、
自分勝手に動いているわけでは
ありません。

 

ある条件の元で、
プログラムされている通りに
動きます。

 

自分で動けるようにしていると
言ってもよいと思います。

 

だから、
プログラム以外のことはしません。

 

例えば、
全自動洗濯機もそうだと思います。

 

洗濯物を入れてボタンを押せば
洗濯して脱水して乾燥をかけて
くれます。

 

しかし、テッシュペーパーが、
ポケットに入っていることに気付いて
洗濯を止めるなんてことはしません。

 

自動というのは、
プログラムされていることをするだけで、
気の利いたことはしません。

 

つまり、自動というのは、
人間の思い通りに動くという意味では
ないのです。

 

しかし、結果的に
人間が思った通りに動いているので
自分の思い通りに動いていると
勘違いするのです。

 

なので、自動で動いている時は
自分の思い通りに動いているわけではない
ということを認識することが大事です。

 

自動はあくまでも機械が判断して
動いているのです。

 

だから、
機械が全てを判断できないので
人間が判断する部分と
機械に任せる部分を使い分けないと
いけないのです。

 

テスラの自動運転も同じで、
自動運転の時は基本的に機械に任せますが、
任せられない事態に備えて、
常にハンドルを握っておく必要があります。

 

ただ、最近、任せられる部分が
だんだん増えてきました。

 

そもそも、テスラが自動運転を
どのように行っているのか?

 

先日の「テスラ A.I. DAY」で
明らかにされました。

 

【テスラ A.I. DAY】
TESLALOHA CLIPS ニュースクリップ
※FSD:Full Self-Drivingの略

 

テスラは、車についたカメラで、
実世界の映像を取り込んで、
AIでデータを処理をして
バーチャルリアリティーを作り出して、
その中で判断をしています。

 

そして、今、
走っているテスラ車のカメラで、
実世界の映像を取り込んで、
バーチャルリアリティーの精度を
日々、上げています。

 

しかし、それでも、結局のところ、
ドライバーの意を汲んでいるわけではなく、
車が最適解を判断して走らせているだけです。

 

ドライバーが意図することがあれば、
自分で操作するしかありません。

 

トイレに行きたいな!と思っても
自動運転中はSAを通過します。

 

それこそ、機動戦士ガンダムの
サイコミュ―のように、
人の脳波で機械を操作できるように
ならない限りは、
機械は思い通りに動かせないのです。

 

実は、これは、会社も同じで、
社長の思い通りに社員が動いている
と思っているかもしれませんが、
実は、社員一人ひとりが判断して
動いているのです。

 

だから、
会社という組織が機能するためには、
社員の判断能力を高める必要があり、
だからこそ、社員教育が必要なのです。

 

ちょっと、今日は無理がありましたね!
(テスラのことが書きたかっただけです(笑))

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

 

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