自民党の総裁選に
出馬表明している岸田さんが、
「健康危機管理庁」の設置と
「医療難民ゼロ」を掲げました。
内閣改造のために
人事を変えようとしている
菅首相よりも可能性があるように
感じるは私だけでしょうか?
正直、新たな省庁を作ることが
適切なのか?は分かりません。
果たして、
医療難民をゼロにできるか?
も分かりません。
しかし、
別の未来を見せられたら、
可能性を感じてしまうのです。
これが「ビジョン」の力です。
先日もブログに書きましたが、
菅首相に大きな失策はないと思います。
他国に比べれば、
感染拡大を抑えられていますし、
ワクチン接種回数も
今では通算1.2億回を達成し
世界で5位まで上がってきました。
パンデミックの中で
多くの反対を押し切って
オリンピックを開催し、
パラリンピックも開催しました。
成果を残してきました。
しかし、
自分で決めたというよりは、
その時が来て、
なんとなく決まった印象があります。
オリンピックもパラリンピックも
やるやらないをハッキリ決めないまま、
開会式を迎えました。
やる!と決めて「ビジョン」を示すのが
リーダーの役割です。
リーダーが決めたことに従う
フォロワーが生まれて、
ムーブメントが起こります。
リーダーが決めない限りは、
フォロワーは生まれません。
決断しないリーダーには、
フォロワーは生まれません。
だから、リーダーというのは、
常に先に行動する人のことです。
起ったことを追認しても
リーダーにはなれません。
そういう意味で、
オリンピックやパラリンピックが
盛り上がっても、
菅首相の支持率が上がらないのは、
ある意味、当たり前です。
決めてないですから・・・
将来の見通しがきかない中で
決めるには、恐怖を感じます。
それでも、
その恐怖を克服して決めるから、
リーダーとして認められるのです。
リーダーになるために必要なことは、
「決める」ことです。
だから、
リーダーを育てるには、
「決める」ことをやるしかないのです。
菅首相は、安倍さんの元で、
官房長官を2822日やってきました。
官房長官としての
在職期間としては歴代最長です。
どんなに官房長官を長くやっても
官房長官は決める立場にありません。
つまり、長い間、
「決める」ことをしてきていないのです。
そう考えると、
今、こうなっているのも分かる気がします。
政治に関する報道を見ていても
なんか決まらないですよね!
決められないのだと思います。
話の流れ上、
菅首相を批判してしまいましたが、
日本国の運命を決める決断をすることは
簡単にできることはないと思います。
大変だと思います。
ただ、思うことは、
結局、人は、急に変わらない
ということだと思います。
意識して決めるようにしない限りは、
決められるようにはなりません。
そういう意味では、
人を育てようと思ったら、
早いうちから「決める」ことをさせる
ことが必要です。
ナンバー2の延長線上に
リーダーがあるわけではないのですから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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