丸く収めても成果が上がらない

自民党の総裁選に向けて動きが
活発化してきています。

 

下村さんは出馬撤退

二階さんは幹事長を退任

河野さんは余裕の見送り

石破さんは菅陣営に取り込まれ気味

岸田さんはどこまでやるのか?

 

まだ、不確実な状況では
ありますが、なんとなく、
菅首相支持でまとまりそうな雰囲気です。

 

たしかに、
コロナ禍で総裁選に
エネルギーを使っている場合でない
のも分かる気がします。

 

しかし、問題を表面化させずに、
丸く収めてしまうと成果が上がりません。

 

これは、いつもブログに書いている
タックマンモデルの話です。

 

通常、成果というと
右肩上がりで上がるイメージが
あると思います。

 

時間と成果が正比例する
ようなイメージで
やればやるほど成果が上がるように
思うかもしれません。

 

しかし、実際は、右肩上がりで
成果が上がることはありません。

 

上がるというより、
むしろ、いったん、谷に向かて落ちて
這い上がるように成果が上がっていきます。

 

Uの字を描きます。

 

このUの字を
「タックマンモデル」と言います。

 

「タックマンモデル」は
4段階に分かれます。

 

 

①形成

②嵐

③秩序

④成果

 

Uの字の一番下が、②「嵐」です。

 

自民党の総裁選のU字の谷の
手前にいる感じです。

 

それぞれの候補者が名乗り上げ
②「嵐」に入ってきた感じです。

 

しかし、先に書いたように
菅首相で丸く収めようとしている
ように感じます。

 

つまり、
②「嵐」で深く踏み込むことなく、
浅く底を打って、
大した「嵐」になることなく、
穏やかに収束しそうな雰囲気です。

 

チームの成果は、
底の「深さ」に応じて大きくなります。

 

深く踏み込めば踏み込むほど、
成果は大きくなります。

 

それなら、
深く踏み込めばいいじゃやないか?
と思うかもしれません。

 

しかし、深く踏み込むには、
恐怖を感じます。

 

下り坂でアクセルを踏むのは
怖いじゃないですか!

 

しかも、
どこが底になのかもわからず、
下っていくのは、恐怖を感じます。

 

だから、普通は、
深く踏み込もうとはしません。

 

詳しくは分かりませんが、
下村さんは、踏み込むをやめた
のだと思います。

 

では、どうすれば、
深く踏み込めるのか?

 

それには、
「ビジョン」と「ミッション」
が必要です。

 

谷の向こうに、
望ましい世界(「ビジョン」)がある
と信じることができれば、
谷をくぐろうとします。

 

そして、谷の底に
使命(「ミッション」)がある
と信じることができれば、
谷に向かっても安心感があります。

 

つまり、
どうしても実現したい
「ビジョン」が明確に描けていて、
何のためにそれを実現するのか?の
「ミッション」があれば、
どんなに谷が深くても、
くぐることができるのです。

 

逆の言い方をすると、
「ビジョン」と「ミッション」がないから
谷をくぐれないのです。

 

結局、変われないというのは、
「ビジョン」と「ミッション」が
ないからです。

 

それはコンサルティングをしている時も同じです。

 

組織のメンバーが、
「ビジョン」と「ミッション」を
共有できていたら、
必ず、組織は変わることができます。

 

だから、大事なことは、
組織を変えるコンサルをする前に
「ビジョン」と「ミッション」を
共有できる状態にすることです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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