勝ち方を知っているチームは強い

2022年の箱根駅伝は、
青山学院大学が大会記録を出して
総合優勝を果たしました。

 

昨年の失敗から学び、
今まで以上の結果を出すというのは
本当に強いチームだと思います。

 

原監督は、
総合優勝のインタビューの中で
こんなことを言っていました。

 

青山メソッドがありますから、
そのメソッドの通り自立して、
しっかり取り組んでいけば伸びるんです

 

この青山メソッドと言うのは、
練習、食事、睡眠、体のケアなど
科学的な根拠に基づき、
教えていく原監督が考案した
選手育成法です。

 

つまり、育成の型があるのです。

 

型があるから、上手く行かなった時に
修正ができるのです。

 

これと対照的なのが、
早稲田大学の相楽監督です。

 

今回、調整が遅れて、
13位という結果になったことについて、
インタビューでこんな風に答えていました。

 

なんとかなるだろうというところで、
なんとかならないのが今の箱根

 

本当に正直な感想なんだと思います。

 

結局、なんとなくやっているのです。

 

これは、相楽監督を責めるわけでなくて、
ほとんどの監督(経営者)も
同じだと思うのです。

 

原監督のように、
科学的な根拠を元に
やり方を確立しているチームに
何となくやって、
勝てるほど甘くはないのです。

 

何となくやっているチームが多いから
ちゃんとやっている青山学院大学が
強いのです。

 

実は、経営も同じです。

 

星野リゾートやスノーピークなど、
トップ自らが「教科書経営」を実践する
と宣言している会社は強いです。

 

星野リゾートの星野社長は、
こんなことを言っています。

 

自社の課題に合った教科書を選び、
書いてある通り経営してきた。

 

また、スノーピークの山井会長も、
こんなことを言っています。

 

私は経営を卓越した常識のかたまりに
すべきだと考えている。

そのためには世界の経営学者の論文を
読むのは有益であると考え、
実際に経営に生かしてきた。

 

このように、お二人とも
同じようなことをおっしゃっています。

 

机上の空論だ!

 

教科書どうりで上手くいく
はずがない!

 

教科書通りにやって
成果が出れば苦労しない!

 

そんなことを言いながら、
教科書を軽視して、
何となく経営をしているから、
成果が出ないのではないか?
と思うのです。

 

世界の研究者が経営の研究をしていて
正しさが証明されているのだから、
その通りやればいいのです。

 

結局、上手くいくやり方があるのに、
学ばないから上手く行かないのです。

 

私がチービルディング経営塾で
お伝えしているのも
経営の教科書に書いてあるものです。

 

タックマンモデル

 

U理論

 

メンタルモデル

 

システム思考

 

行動経済学

 

再現性があるというのは、
そのやり方が正しいということです。

 

上手くいくにはやり方があって、
そのやり方を学び、
できるようなることで
人とチームを成長するのです。

 

結局、
勝ち方を知っているチームは
強いということです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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