良き話はしてはいけないのか?

前回のブログで、
「良き話になりました!」
と書きました。

 

 

何人かの方から
「『良き話』ってどういうことですか?」
とご質問をいただいたので、
そのことをお話したいと思います。

 

 

「良き話」・・・

人によって、
いろいろな言い方があると思います。

「きれいごと」

「うわべの話」

「ふわっとした話」

具体的にいうと・・・

前回、私が書いた

「経営者と社員が
お互いに感謝することが大事だ!」

みたいな話です。

 

 

悪い話ではないです。

良い話だと思います。

しかし、こういう話って聞いても、
「そうだよね!」で終ってしまうのです。

言い方は悪いのですが、
「毒にも薬にもならないのです。」

ちょっと今日は毒舌ですかね?(笑)

 

 

でも、こういう話って、
コンサルタントとしては楽なんです。

なぜならば、
あまりに正論すぎて
誰も反論ができないので・・・

 

 

しかし、実際に、
経営者さんと社員さんが感謝し合う
なんていうのは、
普通はあり得ないのです。

利害が相反していますから・・・

 

 

だから
こういう話を聴くと、最初は
「いい話ですね!」
となるのですが、

時間が経つと、心の中では
「そんなの分かるけど、
出来るわけないじゃん!」
となるのではないかと思います。

その通りなんです。

良い話って
実際は、できないのです。

人は、欲深く、自分勝手で、身勝手で、
自分のことしか考えていません。
(なんか同じこと書いてます?)

 

だから、
そういうことも前提に入れて、
どうしたらよいのか?
を考えることが大事です。

そう、チームビルダーは
リアリスト(realist)なんです。

 

 

経営者の方から
人の相談を受けて、
「そんなもんですよ!」
とか
「できないと思いますよ!」
とか、お答えすることが多いです。

いい加減に言っているのではなくて、
そんなに急には人は変われないし、
簡単にできることを
言っているつもりはないからです。

 

 

では、どうするのか?

私は「ゲーム」を使います。

「ゲーム」というのは、
フラフープのような道具を使って
カラダを動かしてもらったり・・・

 

 

カードゲームのように
コミュニケーションによって
課題を解いてもらったりします。

 

 

つまり、「ゲーム」という仮想空間で
チームを体感してもらいます。

そうすると、
普段やっていることが、
「ゲーム」で現れます。

「ゲーム」のあと、
必ず、振り返りをします。

そして、次回、また
「ゲーム」をやります。

それでもできない・・・

でも、学びながら繰り返していく
うちにできるようになります。

そうです!

できるようになって、
初めて「良き話」をします。

 

 

「今の会話って
お互いを思いやっている状態じゃないですか?」

「この状態で、仕事をしたら
どんなことが起こるでしょう?」

みたいな感じです。

 

できたことしか言わない

これが大事です!

 

人は体験したことしか、
イメージできません。

一度でも体験ができれば、再現性は高まります。

できなかったことを言っても
分かったつもりになるだけです。

「良き話」をしないというのは
そういう意味です。

 

 

さて、そんな「ゲーム」を体験できる
セミナーを企画しました。

興味のある方は、ご参加下さいね!

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