前回のブログで
今ある事業を伸ばしながら
新しいことを軌道に乗せるには
チームビルディングが必要だと書きました。
今回は、
なぜ、チームビルディングが
それを可能にするのか?
について書いてみたいと思います。
新しい事業を行おうとすると
既存の事業を行っている人から
不満が出ます。
なぜなら、
新しい事業は必ず失敗するからです。
失敗すると、
少なからず損失が出るので、
全体の足を引っ張ることになります。
だから、
既存の事業を行う人と
新しい事業を行う人の間で
対立が起きます。
この対立を乗り越えないと、
新しい事業は軌道に乗りません。
この対立を乗り越えるのに
チームビルディングが必要なのです。
世の中では、
チームビルディングという言葉が
いろいろな意味で使われています。
野外で運動することだ!
と思っている方もいれば、
みんなでゲームをすることだ!
と思っている方もいると思います。
私がコンサルティングで活用している
チームビルディングの基本にあるのは、
「学習する組織」の考え方です。
「学習する組織」とは、
マサチューセッツ工科大学の
ピーター・センゲ教授が生み出し概念です。
文字通り、
組織として学習して、
問題を自ら解決できる組織に
なることです。
今回のテーマでいうと、
既存の事業と新しい事業を
組織として学習して、
両立できるようになるということです。
この「学習する組織」を作るには、
3つの能力が必要だとされています。
その3つとは・・・
①志を育成する力
②複雑性を理解する力
③強制的に対話する力
1つずつ、説明します。
①志を育成する力
個人、チーム、組織が、
自分たちが本当に望むことを思い描き、
それに向かって望んで変化していくため
の意識と能力。
分かりやすく言うと、
個人の「ビジョン」と組織の「ビジョン」
を思い描くことができること。
そして、
それぞれの「ビジョン」を重ねる
ことができるようになることです。
今回で言うと、
新しい事業が軌道に乗ることが、
既存の事業を行う人にとっても
良いことだと理解できるようになる
ということです。
②複雑性を理解する力
自らの理解と
他の人の理解を重ね合わせて、
さまざまなつながりで作られる
システムの全体像とその作用を
理解する意識と能力。
分かりやすく言うと、
「ルービックキューブ」の話です。
青い面だけそろえるのは
難しくはありません。
しかし、6面をそろえようとすると
そろっている青い面を崩さないと
6面がそろうことはありません。
つまり、既存の事業と
新しい事業はつながっていて、
新しい事業を軌道に乗せるには、
既存の事業を壊さないと上手く行かない
ということ理解できるようになる
ということです。
③強制的に対話する力
個人、チーム、組織に根強く存在する
無意識の前提を振り返り、
内省しながら、ともに創造的に考え、
話し合うための意識と能力
これも、
「ルービックキューブ」の話です。
人はどう頑張っても
ルービックキューブの3面しか
見ることはできません。
必ず、見えない面が3面存在します。
その見えない面があることを
意識しながら、
コミュニケーションをとれるように
なるということです。
この3つのことができるようになると
組織として学習できるようになります。
これの3つのことが
組織としてできるようになるために、
チームビルディングを取り入れています。
だから、本当は、
「学習する組織」を導入しましょう!
と言えばよいのですが、
それだと分かりづらいので、
チームビルディングを導入しましょう!
と言っているのです。
しかし、それでも分かりづらいので、
こうして毎日ブログを書いて
自分がやっていることを伝えようと
しているのです。
ブログで書いているようなことが
組織としてできるようになると、
「学習する組織」になるということです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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