日本代表にこそ「SSR理論」が必要だ!

今日はサッカーの話になって
しまいますが、
マネジメントの欠如の問題として、
これほど分かりやすい事例はないと
思うので、
ブログに書きたいと思います。

 

先日のサッカー日本代表の
チュニジアとの試合で、
3-0で大敗した後、
三苫選手が監督批判と思える
コメントしました。

 

もう少し人数をかけながら
攻めることかなと思うし、
チームとして揺さぶりながら
攻めるところは必要。

チームとしてどう攻めていくか
〝決まりごと〟じゃないけど、
持っていかないといけない。

チーム全員で共有できているか
と言われれば、
そうでないところが多いし、
そこが必要と思う

 

代表選手が監督批判をするのは
タブーですが、
相当、危機感を持って、
コメントしたのだと思います。

 

言いたいことを一言で言うと
「組織として戦略がない!」
ということです。

 

それに対して、
今回、森保監督は、
次のようにコメントしたという
記事がネットにアップされていました。

 

森保監督
チュニジア戦後にMF三笘薫が指摘した課題にアンサー
「薫が戦術なんだ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cd155d5e5cad1a60731c1ba1a16dcfb85ff4951

 

まずメッセージとしては
彼自体が戦術であるというところ。

個で打開する能力がある選手
であるからこそ託している。

ブラジル戦以降は研究もされて、
個の突破が難しいと
本人も感じながらやっているだろうが
世界とやっていくうえで
『薫が戦術なんだ』と

 

これは、マズイです。

 

非常にマズイです。

 

監督しては
致命的な失言だと思います。

 

先日もブログに書いていますが、
チームの成果は、
「人」×「しくみ」×「関係性」です。

 

これについては、
「SSR理論」という言い方で
統一すると書きました。

 

『SSR理論』とは、
Strength(人材力)、
Structure(組織力)、
Relation(関係力)
頭文字の略です。

 

この3つを掛け合わせて
成果を出すのがマネジメントです。

 

チームにどのような
「強み」を持った選手がいて、
(人材力)

 

その「強み」を活かすための
戦略やルール、決まり事を作って、
(組織力)

 

戦略を実行しながら、
コミュニケーションを取りながら
創造性の高いプレーで得点を取る
(関係力)

 

これは、組織で成果を出す時の
チームビルダーの普遍の公式です。

 

森保監督手のコメント
「薫が戦術なんだ」は、
Strength(人材力)の話です。

 

三苫選手が言っているのは
Structure(組織力)の話です。

 

戦略がないのは感じていましたが、
まさか、自ら、告白するとは・・・

 

S級ライセンスを持っている
森保監督が
三苫選手が言っていることが
わからないはずはない
と思うのですが・・・

 

ただ、今までの試合を観ていると
やはり、わかってないのかも
しれません。

 

不思議に思いませんか?

 

前回のワードカップに比べて
海外で活躍している
日本のサッカー選手の数は
飛躍的に増えています。

 

それなのに
どうして強くないのでしょうか?

 

それが、
この公式の怖いところです。

 

組織力や関係力が低いと、
人材力を奪ってしまうのです。

 

人材力が「1」として、
組織力が「0.8」で
関係力が「0.8」なら
どうなるのでしょうか?

 

1×0.8×0.8=0.64

 

これがマズイ!と
三苫選手が言っているのに、
森保監督は、
人材力を増やしていこう!
と言っているのです。

 

人材力で1.5倍頑張っても・・・

 

1.5×0.8×0.8=0.96

 

組織力と関係力で足を引っ張ってます。

 

 

結局、監督の無策が
選手の頑張りを奪っているのです。

 

どうしてこんなことが
起こるのでしょうか?

 

それは・・・

 

『SSR理論』を知らないからです。

 

私は石見さんに出会って、
『SSR理論』を学びました。

 

成果を上げるには、
3つの要素が必要だということを
知ったことが私のターニングポイント
になりました。

 

普通、この3つがつながっていないのです。

 

組織作りのコンサルティングの時も
チームビルダー経営塾でも
『SSR理論』をお伝えしていますし、
ブログにも何度も書いています。

 

だから、
ブログを読んでいたいている
皆さんなら、
サッカー日本代表が
どうして強くなれないか?
わかっていただけるのではないか?
と思います。

 

「人材力」だけで勝負しているからです。

 

戦略(「組織力」)がないのです。

 

でも、これって、
笑えない話だと思います。

 

なぜなら、
ほとんどの中小企業は、
「人材力」で勝負しているからです。

 

社長がエースで4番で監督で・・・

 

責めるつもりはありません。

 

なぜなら、
日本代表チームの監督でさえ
わかっていない(?)からです。
(そんなことはないと信じたい!)

 

この「SSR理論」が
いかに秀逸か?というのを
分かっていただけたと思います。

 

そして、ここのところ
ご紹介していたセミナーは、
この「SSR理論」の解説です。

 

今回のブログで
「SSR理論」に興味を持った方は
是非、お話を聞いてみて下さい。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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