私も悪いんですけど…は意味がない

最近、管理職の方から
組織の相談を受けていて思うのは、
すぐに良い悪いの話になる
と言うことです。

 

どうも年齢が高い人ほど
その傾向があるように思います。

 

職場の問題について話していると、
部下に問題があるんです!
私にも問題があるんですけどね!
みたいな・・・

 

自分が問題だと思っていれば、
変わればいいと思うのですが、
そうもいかないのが人間です。

 

私はそれでいいと思っています。

 

というのも、
組織の問題を解決する時に
大事なことは・・・

誰も悪い人はない!

ということです。

 

だから、職場の問題を
誰が悪いか?という視点で解決しようと
することが問題なのです。

 

では、どのように
解決したらよいのでしょうか?

 

それは・・・

 

どうなっていたらよいか?から
考えることです。

 

これを
ポジティブアプローチといいます。

 

誰が悪いのか?は置いておいて、
ゴールに近づくために何をするか?
を考えるということです。

 

こういう説明をして、
管理職の方に
どうなっていたらよいですか?
聞いてみると・・・

 

いつの間にか
誰が悪いか?という犯人捜しになる

 

どうも年齢が高い人ほど
ポジティブアプローチが苦手のようです。

 

何となく分かる気がします。

 

それは、なぜか?というと・・・

 

昔は、答えが1つだったからです。

 

答えが1つですから
答えを追求することができました。

 

その答えさえ分かれば、
あとは全部、間違いです。

 

だから、答え探しをしたくなる
気持ちも分かります。

 

しかし、今は、
答えが1つでないので、
答えが見つかったところで、
他にも答えがあるかもしれません。

 

だから、答えを探すことに
意味がないのです。

 

では、ポジティブアプローチで
どうやって答えを出せばよいのか?
というと・・・

 

答えを作ればよいのです。

 

Aさんには
「A」という考え方があり、
Bさんには
「B」という考え方があります。

 

このままだと平行線ですが、
それぞれの考え方を聞いて、
ゴールに近づくためにと考えると、
「C」という考え方が生まれる・・・

 

これをダイアログ(対話)と言います。

 

答えが1つでないから、
ダイアログ(対話)によって
答えをつくる

 

これが今の時代の答えの出し方です。

 

そう考えると、
「A」という考え方も
「B」という考え方も必要なのです。

 

「A」と「B」があって、
はじめて「C」が生まれます。

 

だから、
自分を否定することもないし、
相手を否定することもないのです。

 

大事なことは、
ゴールを明確にして、
対立を恐れずに話し合うことです。

 

私が悪いなんて、
思わなくてもよいのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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