社長の心変わりが不信感を生む

先日、お客様の社員さんと
話をしている時に、
こんな話をしてくれました。

 

「私、最近、社長に嫌われているんです。」

 

この社員さんは、
次期工場長として、
期待されている人材でした。

 

先月、会社に訪問した時も、
社長さんからも良くやっている
評価でした。

 

それが、突然、なんでこんなことに
なっているのでしょうか?

 

 

その社員さんに
どういうことか?聞いてみました。

 

すると、先週、会議で、
報告している内容のレベルが低いと
社長に怒られたというのです。

 

その社員さんにしてみると、
社長さんから聞かれたことを
答えを答えだけだったのに、
どうも、それがマズかったよう
だというのです。

 

それ以来、
社長さんとの関係がおかしく
なってきているようです。

 

その話を社長さんにしてみました。

 

すると、社長さんにしてみると
「現状の報告だけで、改善策がない!」
ということでした。

 

これについては何度も本人に
伝えているのに、成長が見えないどころか、
会議中に社長に食ってかかるような
言い方だったので、注意をした
ということでした。

 

その理由を、社員さんに
伝えたかかどうか
聞いてみました。

 

すると、それ以来、
口もきいていない・・・・

 

 

時に突き放すことも必要だと
思います。

 

しかし、そういう狙いがあって
やっているのではなく、
ただ単に頭にきたということでは
問題があります。

 

本人は落ち込むだけですし、
何よりも、周りに与える影響が大きいです。

 

今回の件、周りからみたら、
どのように見えるでしょうか?

 

会議で社長から指摘されて、
食い下がったら、干された・・・
みたいな話です。

 

しかも、
次期工場長として評価されていたのに
1回の発言で干されるだなんて・・・

 

 

これだと、周りの社員は、
会議で余計なことを言わないほうが
身のためだ!
ということになります。

 

その結果、
会議で誰も何も言わなくなります。

 

で、社長は思うのです。

 

会議では何も発言しないのに、
陰で文句ばっかり言っている・・・

 

しかし、会議で発言できないのは
何故でしょうか?

 

社長の心変わりです。

 

次期工場長として評価されていたのに
1回の発言で干されるだなんて・・・

 

これは、社員にとっては、
恐怖以外の何もでもありません。

 

評価されていても、
いつ、その評価が落とされるか
分からない・・・

 

上げたり下げたりするのは、
力によるコントロールです。

 

 

これをしている限り、
社員は常に恐怖と共に仕事を
することになります。

 

恐怖があると社員は安心して
働けません。

 

常に社長の顔色を伺いながら
仕事をすることになります。

 

そうすると、社員は
チャレンジすることを避け、
言われたことだけをしようとします。

 

結果、社員の能力を
発揮できないということが
起こります。

 

そういう会社さんを
外から見ていると
もったいない気がします。

 

社長にしてみると、
「俺が悪いの?」
と言われるかもしれません。

 

しかし、組織作りにおける
社長の影響は大きくて、
まずはこのメカニズムを
理解していただくことが、
大事なことだと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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