どうして、偉い人の話は長いのか?

河野太郎大臣の
「新年会挨拶マニュアル」が
ネットで話題になっています。

 

ご自身のFacebookに
2021年12月に掲載したものだ
そうですが、新年会の時期になり、
あらためて注目されているそうです。

 

マニュアルは全部で10項目あります。

 

①挨拶は短いこと
②代理の挨拶は特に短く
③説明しないこと
④世界情勢について話をしないこと
⑤国際経済について話をしないこと
⑥役不足にならないこと
⑦おめでたい話をしましょう
⑧所信表明をしないこと
⑨代読するものは事前に読んでおくこと
⑩挨拶は短いこと

 

①と⑩が同じ内容になっていて
とにかく、挨拶は短くすることが
強調されています。

 

たしかに、
偉い人の挨拶は長いことが多いです。

 

政治家の先生
校長先生
部活の顧問
会社の社長
会社の会長
会社の部長
店長
マネージャー

 

そもそも、どうして、
偉い人は話が長いのでしょうか?

 

それは、
想いが強いのだと思います。

 

伝えたいことが多いから
話が長くなる・・・

 

しかし、
残念なことに
長く話せば話すほど、
伝わらなくなります。

 

なぜなら、
人は情報をアウトプットすることで
話を理解するからです。

 

つまり、聞きぱなしだと
理解できない話が
頭の中に溜まっていきます。

 

理解できない話が溜まっていくと
それ以上、話が入らなくなります。

 

溜まっている話は理解できないし
あふれている話も理解できません。

 

つまり、
耳に入ってくる話が
全く、理解できないという
状態になります。

 

だから、長く話せば話すほど、
言いたいことが伝わりません。

 

では、どうしたらよいのでしょうか?

 

ポイントは3つあります。

 

1つ目は、
相手のメリットを考える
ということです。

 

人はやりたいことしかしません。

 

これは大原則です。

 

だとしたら、聞きたい話しか聞きません。

 

だから、聞きたい話、
つまり、相手にメリットのある話を
する必要があるのです。

 

2つ目は、
相手を見ることです。

 

話が相手に伝わっているか?は
相手を見たら分かります。

 

聞きたい話で
話を理解していたら、
前のめりで聴いているはずです。

 

そうなっていないなら、
聞きたい話でないか、
理解できていないかのどちらかです。

 

話を内容を変えるか、
理解してもらうために、
質問を受け付けるようにする
ことが大事です。

 

人って、質問されないと
話せない話ってあるものです。

 

だから、私は、
社長さんに
経営理念とかビジョンを
語ってもらう時に、
インタビューをすることにしています。

 

話についてきているか?を
確認することは大事です。

 

3つ目は、
話したいことは3つにするです。

 

人は話を聞いていて
頭に残るものというのは、
3つが限界だと思います。

 

だから、話をする時に
事前に話を3つに絞っておくと
よいと思います。

 

結局、それ以上話しても
頭に残っていないので
意味がありません。

 

なので、
この3つを意識して話をすると
長い!なんて言われなくなります。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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