老兵は変わるか?去るか?

もう少し、
駅伝から学びたいと思います。

 

今回、箱根駅伝で優勝し、
大学駅伝三冠を達成した
駒沢大学の大八木監督が
退任することになりました。

 

有終の美を飾るには
最高のタイミングだと思います。

 

駒沢大学の大八木監督は64歳で、
監督を29年間務めた大ベテランです。

 

以前、テレビで駒大のOBの方が
言っていましたが、
昔は、無茶苦茶怖い監督だった
そうです。

 

怒鳴るの当たり前、
時には鉄拳制裁もあったそうです。

 

実際、パワハラが問題になった
こともありました。

 

それでも、
通算27回もの優勝という結果を
おさめてきました。

 

厳しく育てて成果を残す
という成功体験があります。

 

それでも、近年は、
選手の受け取り方の変化もあって
指導スタイルを変えて
怒らない監督になったそうです。

 

長年、成果を出してきた
指導スタイルを変えるって
なかなかできることではありません。

 

実は、このスタイルを変えることって
管理職にとって大事なことだ
と思います。

 

時代が変わって、
世の中も、人も変わります。

 

管理職として成果を出すためには、
新しい指導のやり方を学び、
やり方を変える必要があります。

 

私が、お客様の会社で
パワハラ防止研修をする時に
管理職の方に伝えるのはこのことです。

 

以前は、60歳定年でした。

 

しかし、今や、
65歳、いや、70歳まで
働くことを考えないといけません。

 

つまり、職業人生が延びました。

 

さらに、時代の変化のスピードが
早くなって来ています。

 

そのように考えると、
一つの時代だけで職業人生を
終えることが難しくなりました。

 

職業人生の中で価値観を変える
必要が出てきたのです。

 

つまり、自分の職業人生の寿命を
伸ばそうとしたら、
新しい価値観を受け入れる
必要があります。

 

しかし、人は簡単に変われません。

 

大八木監督も変わったとはいえ、
ガラリと変わることは難しい
のだと思います。

 

昨年も指摘を受けてきましたが、
箱根駅伝のレース中、
監督車の中から
「男だろ!」「男なら行け!」
と檄を飛ばしていたことが
問題視されています。

 

たしかに、個人的には、
男だから、女だからというものは
ないと思います。

 

だた、大八木監督の世代では、
そういう価値観があって、
いざという時は出てしまうのだと
思います。

 

それも、ダメだというなら、
もう監督を辞めるしかないのだと
思います。

 

大八木監督も来年65歳

 

やはり、第一線で活躍するとなると
65歳が限界なのかな?
と思ったりします。

 

大八木監督が監督を去ることで
次の世代が監督として育ちます。

 

そう意味では、
何事にも寿命みたいなものがあって
長く続けることがよいこととは
限りません。

 

惜しまれながら、去っていくのも、
良いタイミングなんだと思います。

 

ここ2~3年、中小企業において
世代交代の相談をいただくことが
増えてきました。

 

中には、70歳を超えてから
相談を受けることもあるのですが、
一つの時代で生きている方の
世代交代って難しいと思います。

 

自分で終わりを決めるのは
難しいですが、
ゴールを決めておくことも
大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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