若手社員にお菓子を配って下さい！

ネットの記事を見ていたら、
「お菓子配り族」という言葉が
紹介されていました。

「お菓子配り族」職場で増加？
パワハラリスク恐れ若手の機嫌取り
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a81c35f363eaccfba2bf338c8c087c133557ea8?page=1

若手社員にお菓子を渡して
機嫌を取る上司のことだそうです。

若手社員に辞められては困るので、
腫れ物に触るように
上司が部下に言いたいことが
言えなくなっている
現状があるのだと思います。

ある会社には、
「1日1回、若手を褒めましょう」
という謎の決まりもあるそうです。

「お菓子を配る」

「若手を褒める」

いずれも、
それ自体は悪くないと思いますが、
手段と目的を取り違えているように
思います。

「お菓子を配る」のも、
「若手を褒める」のも、
信頼関係を育てるためです。

部下が上司に信頼感を感じるのは、
自分のことを見てくれていると
感じる時です。

「お菓子を配る」のも、
「若手を褒める」というのも、
若手社員のことをちゃんと見ましょう！
と言うことです。

お菓子を配るにも、
若手社員がいることに気付かないと
配れないことですし、

若手を褒めようとしたら、
若手社員を見ていなければ
褒めることができません。

チンプンカンプンな褒められ方をしても
自分のことを見ていないと見抜かれて
信頼を失うことになるかもしれません。

そう考えると、
「若手を褒める」というのは、
たしかに、安易にやらない方がよい
かもしれません。

いずれにしても、
「お菓子を配る」のも、
「若手を褒める」のも、
若手社員の存在を認めるということです。

何が言いたいのか？というと、
ちゃんと、
若手社員と向き合って下さい
と言うことです。

管理職や上司は、
自分の仕事で忙しいと思います。

人もいないし、
人も育っていないので、
全部、自分でやらないといけない・・・

そんな状況になっている方は
多いと思います。

それなのに、
若手社員の面倒を見ないといいけない・・・

ちょっと、荒く接してしまうと
若手社員が辞めていく・・・

そうなったら、
腫れ物に触るように
だんだん、関わらなくなります。

上司がフォローする時間がないので
簡単な仕事しか頼まない

残業はさせてはいけないので、
8分目の仕事しか頼まない

失敗させるわけにいかないので
誰でもできる仕事しか頼まない

そうなると、若手社員は、
自分が本当に必要とされているのか？
分からなくなります。

めんどくさい・・・

そんな声も聞こえてきそうですが、
若手社員も人間です。

世の中で一番寂しいことは
仕事のないことです

福沢諭吉の心訓七則の一節です。

私は無職になったことがあるので
この気持ちはよく分かります。

仕事をさせてもらえないと
人は病んでいきます。

とはいえ、
若手社員は残業を嫌がりますし、
失敗を恐れます。

だからこそ、そこに寄り添って、
どうして、この仕事をやって欲しいのか？
将来、どうなって欲しいのか？
伝える必要があるのです。

そのためには、
そういうことを話せる関係に
なる必要があります。

そもそも、
自分のことに興味のない人と
話そうなんて思わないですから・・・

しかし、上は忙しいですから、
信頼関係を作るための時間をとることは
難しいと思います。

だから、お菓子を配ったり、
一緒に食べたりすることで、
お互いを知ることから始めたら
よいのだと思います。

お菓子を配ったり、
褒める（声をかける）のも、
全ては人間関係をつくるキッカケに
過ぎないのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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