ベンチはアホでも野球はしなければならない

前回、ブログで、
「ベンチはアホだから・・・」というテーマで
経営の視点と現場の視点がすれ違う
ということを書きました。

 

結構、共感できる内容だったようで、
何人もの方からメッセージをいただきました。

 

このテーマについて、
もう少し書きたいことがあるので、
書いてみたいと思います。

 

「ベンチはアホだから・・・」

ベンチがアホやから・・・

 

突如、
現場に無理難題がふりかかる・・・

 

現場にしてみれば、
そんなアホな!という話でも
会社の上層部にしたら大真面目!

 

会社の上層部は
現場のことなんて
何も分かっていないんじゃないか?
と思いたくもなる・・・

 

こんな経験は、
組織にいたら誰しもあると思います。

 

確かに、会社の上層部は、
現場のことを全て分かっているわけでは
ありません。

 

だからと言って、
トップはアホだから仕事できない!
という訳にはいきません。

 

会社の上層部が
現場のことを分かっていないように
現場もまた会社全体のことが分かりません。

 

組織の一員である限り、
仕事をしなければなりません。

 

実は、この時に、
リーダーの役割が重要になります。

 

ここでいうリーダーというのは、
中間管理職のことです。

 

リーダーには、3つの役割があります。

 

1つ目は、
会社の上層部から求められる役割です。

 

今回書いているような
そんなアホな!と思われるような
役割を求められることがあります。

 

2つ目は、
部下から求められる役割です。

 

今回書いているような
そんなアホな!と思われるような
指示が来た時に
上司に言い返して下さいよ!
というような話です。

 

そして、最後の3つ目は、
自分が果たしたいと思う役割です。

 

今回書いているような
そんなアホな!と思われるような
指示が来た時に
自分としてどうしたいのか?
と言うことです。

 

この時に、一番よくないのは、
リーダーという役割を
単なる組織の枠を維持するためだけに
使うことです。

 

ちょっと、
分かりづらいかもしれません。

 

分かりやすく言うと、
会社の上層部が言っているんだから、
私は反対だけど、やるしかない!
みたいなことを言うことです。

 

それは確かにその通りなんですが、
それでは、人はついてきません。

 

リーダーというのは、
フォローワー(ついてくる人)がいて、
初めて、リーダーになります。

 

だから、ついてきてもらわないと、
リーダーとしての役割を果たしたとは
いえません。

 

リーダーとして役割を果たすためには、
自分の責任において、
「自分がこうしたい」という意志を
示す必要があります。

 

とは言え、
リーダーは組織の一員ですから、
自分勝手にふるまうことはできません。

 

この時に大事なことは、
組織の「ミッション」です。

 

組織には「ミッション」があります。

 

ここでいう「ミッション」って、
机の上で考えた文字ではなく、
お客様とのやり取りの一瞬一瞬にある
「ミッション(存在意義)」です。

 

そもそも、存在意義がなければ、
その会社は存在し得ません。

 

その会社は存在意義があるから、
存在しています。

 

その存在意義に立ち戻って
考えた時に、
現場としてこうするべきだと思うこと
(現場としてやりたいこと)
にもとづいて判断して、
自分の役割を果たすことが大事です。

 

これこそが、考えて動くということで、
このように考えて動けるのは、
本当の意味での「ミッション」が
明確になっているから可能になるのです。

 

そうでない限りは、
現場のリーダーが
自分勝手に判断したことになるので、
それはリーダーとして失格です。

 

そんな中で、もし、
リーダーが判断できないのであれば、
それは、リーダーの責任ではなく、
「ミッション」を明確に示せていない
組織の問題です。

 

前回のブログで、
対話が必要だと書きましたが、
それも、そもそも、
「ミッション」が明確でないと
対話も成り立ちません。

 

組織の話って、
部分部分を切り取って、
こうあるべきだという話があるのですが、
全体として、理解しないと
機能しないものだと思っています。

 

だから、私は全体として、
学んでいただく必要があると思って、
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今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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