先日、お客様の社長さんと話している時に
こんな話になりました。
社員から会社を大きくしようとする
必要がないんじゃないか?
と言われた時に、
上手く説明できなかったんです。
社員さんにしてみたら、
今、会社の利益も出ているし、
売上と人員のバランスが取れているのに
これ以上大きくしなくてもいいんじゃないか?
という話だったそうです。
社員さんが言っていることも
分かる気がします。
新しい社員を入れて、
教育するのは大変です。
今のままの方が楽だし儲かります。
そんな風に言われてしまうと、
社長さんとしてはどう言ってよいのか?
分からなかったそうです。
でも、漠然と、
会社を大きしないといけないような
気がする・・・
どうして、
会社を大きくしたいのでしょうか?
それは、大きければ、
実績もあるので、信頼されやすく
仕事を受注しやすいということが
あるのだと思います。
また、社員が多い方が、
業務が特定の社員にかたよることなく
何かあっても、他の社員さんが
対応できるので
会社の経営が安定するということも
あるのだと思います。
ただ、それ以上に私が思うのは、
中途半端はないということです。
良い仕事をしていると
評判を聞いて、
次の仕事の依頼がやってきます。
そこで断ってしまうと
次の仕事の依頼が来なくなります。
今の仕事がなくなった時に困るので、
仕事を取ろうとします。・
仕事を取ろうとすると
人がいないと仕事が取れない・・・
人を増やさざるを得ない・・・
このように、会社は、
やむにやまれず大きくなるのです。
社長にしてみると、
会社が大きくなるのは、
自分のやっていることが
世の中に認められている証拠です。
会社が大きくなるかどうかが
自分がやっていることの答え合わせに
なっているのです。
仕事が増えること、
会社が大きくなることが
自分は正しかったという証明になる。
ただ、それは危険もあって、
会社を大きくすることが
目的になっていると、
それは答え合わせはなくなります。
自分達がやりたいことをやった結果
会社が大きくなるのであって、
大きくなれば良い言う訳はありません。
規模の拡大ありきだと
どこかでおかしなことが起こるのです。
前回のブログで、
ビジョンの話をしましたが、
規模拡大がビジョンでも構わないのですが、
それは結果であって、
目的になっている場合は、
それでやりたいことが実現できるのか?
もう一度、考えてみる必要があると思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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