社長は現場のことは何も知らない

ビックモーターの社長が記者会見を
行いました。

 

一連の不適切な保険金請求事案の
責任をとって辞任するそうです。

 

思った通り、不正については、
組織的であったことを否定し、
個々の工場長がやったということでした。

 

そんなわけないじゃん!と思いましたが、
問題発覚後の社員へのLINEや
不正に関与した社員を刑事告発する
という発言や記者会見を見る限り、
本当に知らないんだろうな!
と思いました。

 

「天地神明誓って知らなかったと言えます」
とまで言っちゃっていますから・・・

 

知っていたら、さすがに、
ここまで、世間とズレた行動や発言は
しないと思います。

 

ただ、これだけのことを知らないとなると、
社長でありながら、
現場のことを全く分かっていなかった
ということです。

 

6000人もの従業員もいる
大きな会社になると、
こんなにも現場のことが分からない
ものなのですね!

 

ここまで現場のことが分からずに
経営の判断をしていたことに驚きます。

 

本当にこんなことで
経営できるのでしょうか?

 

にわかに信じがたいです。

 

しかし、実際、
私が祖父の会社にいた時、
会長である祖父は、
現場のことは全くわかっていませんでした。

 

だから、会長がする経営判断は、
とんちんかんなことが多くて、
現場を担当している私は
いつも困っていました。

 

程度の差こそあれ、
社長が現場のことを分かっているか?
というと、それは無理な話なんだと思います。

 

むしろ、任せていればいるほど、
現場のことは分からなくなります。

 

いつもブログ書いていますが、
物事はルービックキューブです。

 

6面あっても3面しか見えないのです。

 

だから、
見えた!分かった!と思った時が、
実は、あぶなくて、
見えない3面を見逃している可能性があります。

 

現場のことは分かっていないかもしれない・・・

 

そう思うぐらいで、
ちょうどいいんだと思います。

 

だからこそ、現場の情報が、
そのまま、経営陣に上がってくるように
する必要があるのです。

 

先日、お客様の会社で、
業績のよい店舗の店長さんに
ヒヤリングをした時に
こんなことを言っていました。

 

ミスしても言えない職場にしない
ことだけは心がけています。

 

そのために大事なことは、
怖がられないことだそうです。

 

当然、職場ですから、
なあなあで良い訳がありません。

 

しかし、怖がられて、
言いたいことが言えない関係性に
なってしまったら、
それはそれで、
大事な情報が入らくなってしまいます。

 

厳しい中にも
言いたいことが言える
信頼関係を築く必要があります。

 

そのためには、
この店長さんが言うには、
とにかく、自分から挨拶をして、
相手の話を聴くことたそうです

 

そう考えたら、
6000人の会社では、
社長自身がやるのは無理です。

 

だからこそ、
経営幹部が必要なんですが、
パワハラが常態化していたようなので
いずれにしてもできていませんでした。

 

数年前から週刊誌では
取り上げられていましたから、
対応しようと思えば、
対応できたのだと思います。

 

見たいものだけ見てしまった結果、
ここまでのことにならないと
気付けないというのは、
本当に残念なことだと思います。

 

批判するというよりは、
他山の石にしたいですね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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