後出しジャンケンには勝てない

先日、社員の方と面談している時に
こんな相談を受けました。

 

上司が後出しジャンケンしてくるんです・・・

 

どういうことか?聞いてみました。

 

この上司の方は、
仕事を任せてくれるのですが、
仕事が終わったあとから、
あれこれダメ出しをしてくるのだそうです。

 

あとからなら、何とでも言えるので、
後出しジャンケンには勝てない
というわけです。

 

仕事に勝ち負けはないですが、
気持ちよく仕事したいですよね!

 

あとから、あれこれダメ出しされると
それ、先に言ってよ!という気になります。

 

そもそも、どうして
こういうことが起こるのでしょうか?

 

それには、2つ理由があります。

 

1つ目は、上司が、
その仕事のゴールのイメージを
持っていないからです。

 

つまり、
どうなっていたらよいか?
ゴールのイメージがないまま、
やることを伝えているから
こんな風になるのです。

 

で、実際に仕事をやってもらったら
イメージが違うから、
やり直させるというわけです。

 

たしかに、
やってみないとわからないことも
ありますが、
それならそれで先に言うべきです。

 

結局、
上司の指示の出し方が悪いのです。

 

しかし、そんなことは、
部下の方に言えないので、
仕事を指示されたら、
必ず、ゴールのイメージを確認をして下さい!
とアドレスしました。

 

そして、2つ目は、
上司とその上の上司の
ゴールのイメージがズレているからです。

 

この場合は、上司はOKでも、
上司の上司がNGなので、
部下に仕事をやり直してもらわないと
いけません。

 

なぜ、こんなことが起こるのか?
というと…

 

これも理由は2つあります。

 

1つ目は、
上司が上司の上司に
ゴールのイメージの確認をしていない
からです。

 

伝言ゲームのように
上司の上司から言われたことを
そのまま、部下に伝えるから、
こんなことが起るのです。

 

これも、
上司の指示の出し方が悪いですが、
そんなことを部下の方に言えないので、
ひとつ上の上司が何をやりたがって
いるのか?把握するようにして下さい!
とアドバイスしました。

 

もう1つの理由は、
上司の上司がゴールを動かして
しまうからです。

 

これは上司にしてみれば、
どうしようもありません。

 

ゴールだと聞いていたものが
ゴールではなかった・・・

 

この時は、部下にごめんなさいと
言うしかありません。

 

こういう場合に
気を付けないといけないのは、
上司の上司がそうなっている
ということは、
会社全体がそうなっている
可能性が高いということです。

 

つまり、
会社全体で後出しジャンケンを
やっているということです。

 

結局、これって、
会社の目的・目標が機能して
いない場合に
起こりやすくなります。

 

目的・目標が機能していない
というのは・・・

 

目的・目標がない場合もそうですが、
目的・目標があっても
それが何のためにやるのか?
明確になっていないし、
伝わっていないということです。

 

後出しジャンケンをやっている職場って、
いわゆる心理的安全性が低いので
人が育たなかったり、人が辞めたり
ということが起こります。

 

そんな職場を
どう立て直したらよいのでしょうか?

 

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今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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