なぜ、できる人を潰してしまうのか?

先日、お客様の社長さんから
「娘の相談に乗って欲しい」
と言われました。

 

お話をお聞きしたら、
大学のサークルで人間関係に
悩んでいるとのことでした。

 

テキパキと仕事ができる方のようで
頼まれごとが多くなり、
やらなきゃいけいことが山積みに
なっているそうです。

 

そんな中、
本業の試験とかレポートが
重なったため、
サークルでの対応が遅くなって
サークルの代表から
ダメ出しのLINEが送られてきた
そうなんです。

 

ご本人としては、
試験とレポートがあるから、
対応が遅くなると伝えていたのに
一方的なダメ出しLINEが送られてきて
すっかり、心が折れてしまったようです。

 

ラインの文面を見せてもらいましたが、
長文で、たぶんに断定が入った、
一方的な文章でした。

 

マネージメントの本質が分かっていれば、
こんなLINEは送らずに、
対話で解決する問題ですが、
大学生ですから仕方がないですね!

 

仕方がないとは言え、
ご本人はメンタルがやられてしまって、
サークルに戻りたくないと言ってます。

 

ご本人にとっても、
貢献してきたサークルに戻れないのは
残念なことです。

 

また、代表の不適切なLINEで
貢献している人材を失ったわけですから、
サークルにとっては損失だと思います。

 

ご本人も不幸だし、サークルのメンバーも不幸です。

 

どうして、こんなことが起るのでしょうか?

 

これはよくある話で、
イソップ寓話の
「ダチョウの黄金の卵」の話です。

 

ある日農夫は飼っているガチョウが
黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚く。

それからもガチョウは1日に1個ずつ
黄金の卵を産み、
卵を売った農夫は金持ちになった。

しかし、農夫は1日1個しか卵を
産まないガチョウに物足りなさを感じ、
きっとガチョウの腹の中には金塊が
詰まっているに違いない
と考えるようになる。

そして欲を出した農夫は
ガチョウの腹を切り裂いた。

ところが腹の中に金塊などなく、
その上ガチョウまで死なせてしまった。

wikipediaより

 

期待に応えてくれると
欲が出てきて、
もっともっと期待をしてしまう・・・

 

その期待が大きすぎると
相手を潰してしまう・・・

 

相手は自分の所有物ではなくて、
意志を持った「人」なんです。

 

自分の思い通りになりません。

 

その人なりに考えているし、
その人なりの事情もあります。

 

それなのに、
自分が見えているものが
全てだと思って、
思ったことを言ってしまう・・・

 

ギリギリで頑張っているところに
キツイ言葉でダメ出しをされる・・・

 

1回や2回ならはじき返す力もありますが
何回も続いたり、複数人から言われると、
そりゃ、心も折れます。

 

面と向かって言えば、
相手の反応が見えるので、
止めることができても、

 

LINEやメールは
一方的なので容赦なく突き刺さります。

 

言っている方は、
「本人のためだから・・・」と思っていますが、
そもそも、本人がそれを望んでいるか?
確認をしているのでしょうか?

 

「本人のためだから・・・」と思って、
一方的に自分の正しさを押し付ける・・・

 

イソップ寓話になるぐらいだから、
人類は同じことを繰り替えてして
いるのだと思います。

 

こうやって、私がブログを書いていることで、
誰かが傷ついているかもしれません。

 

だからこそ、人を責めてはいけないのです。

 

このような現象を起こしている
「構造」を変える必要があるのです。

 

では、「構造」を変えるというのは
どういうことなのか?

 

これも、一方的に文字で伝えても、
なかなか伝わりません。

 

なので、ワークで体験いただけるセミナーを
追加で開催します。

 

2024年3月11日(月)18時~ ZOOM
人が辞めずに人が育つ組織の作り方セミナー
https://robotjinji.co.jp/202402openseminer

 

人が辞めずに人が育つ組織を作りたい
と考えている方には、
「構造」を扱えるようになっていただきたい
と思います。

 

そんなことが学べる時間にしますので、
興味のある方は、是非、参加して下さい。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

人が辞めずに人が育つ組織の作り方セミナー

<セミナーの概要>

「育ってきたと思ったのに辞めてしまう」
「大事に育ててきたのに辞めてしまう」
「不満もなさそうだったのに辞めてしまう」

こんな若手社員についての悩みを
相談されることが増えてきました。

たしかに、
すぐに辞めてしまう若手社員にも
問題があると思います。

しかし、
その若手社員をとどめておけなかった
組織にも問題はないのでしょうか?

では、どのような組織にしたら
若手社員は辞めなかったのでしょうか?

実は、組織の作り方には「順番」があります。

その「順番」を知らずに、
組織を作っても上手くいきません。

このセミナーでは、
人が辞めずに人が育つ組織作りの
「順番」をお伝えします。

このセミナーを受けて、
この「順番」通りに組織作りをすれば、
人は辞めずに、組織を支える人材に育ちます。

<参加>

オンライン/ZOOM

<日時と定員>

・2024年3月11日(月)18:00~20:30 4名

<参加費用>

5500円(税込み)

<お申込みはコチラ>

https://robotjinji.co.jp/202402openseminer

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