管理職はマニュアルを作ってはいけない

前回のブログで
マニュアルを作るのも仕事です
と書きました。

 

マニュアルを作るメリットは
①教育に役立つ
②仕事の質を安定させる
③属人化のリスクを減らす
です。

 

実は、これらは
管理職がやるべき仕事です。

 

だからと言って、
管理職がマニュアルを作っては
いけません。

 

どういうことか?というと
管理職が管理するのは
業務ではないからです。

 

そもそも、管理職って
何を管理する人なんでしょうか?

 

実は、これを理解していない
管理職の方が多いと感じています。

 

管理職が管理するのは、
「目標」です。

 

部下に目標を与えて、
その目標の進捗を管理するのが
管理職の仕事です。

 

管理職が業務を管理すると
そのやり方を指示することになります。

 

指示された部下は
指示されたことをします。

 

そうすると、
部下は指示された以外のことが
できなくなります。

 

だから、いつも、
管理職が細かく指示しなければ
ならなくなります。

 

そうなると、管理職は、
いつまで経っても自分の仕事が
できません。

 

管理職が管理職の仕事が
できなくなると
部署の業務が止まります。

 

だから、管理職は、
業務の管理をしてはいなけないのです。

 

では、どうやって、
管理職は部門の管理をするのか?
という時に、
目標を管理すればいい
という話です。

 

部下に目標を与えて
それが達成するように
サポートすることです。

 

そうなった時に
そもそも、管理職自身に
目標がありますか?
という話です。

 

管理職に目標がなければ、
管理職は部下に目標を伝えられません。

 

もし、
管理職に目標がないとしたら、
それは、誰が目標を伝えていない
のでしょうか?

 

それは、その管理職の上司です。

 

そうやって、上に手繰っていくと、
社長さんが管理職に目標を伝えていない
ということになりませんか?

 

目標がないとどうなるか?
というと・・・

 

目の前の仕事をやります。

 

マニュアルがないから
マニュアルを作ろう!
ということを考えるということです。

 

で、管理職が
マニュアル作りに没頭すると
全体が見えなくなります。

 

すると、どうなるか?

 

マニュアルを作るべきでない時に
マニュアルを作っている
なんてことが起きます。

 

そうならないようにするには、
部下に対して
マニュアルを完成させるという
目標を与えて、
その進捗を管理すればよいのです。

 

こんな話をすると
うちの部下はマニュアルなんて
作れませんという話になります。

 

しかし、自分で作れないような
マニュアルを渡されても
その通りできないので、
そんなマニュアルを作っても
意味がないのです。

 

結局、部下が
マニュアルを作れるようになる
という目標を立てて、
その目標を管理することで、
人が育つのです。

 

だから、
管理職がマニュアルを作っては
いけないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

 

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