人が動くには2つの理由しかない

昨日はチームビルディング経営塾9期
の第3回目でした。

 

テーマは「欲求」です。

 

「欲求」は人の行動の源泉なので、
組織のマネジメントを理解する上で
「欲求」を理解することは重要です。

 

人が行動するには、
2つの理由しかありません。

 

それは・・・

 

「快」を求めるか?

 

「不快」を避けるか?

 

人はいずれかのために行動をしています。

 

このブログを書いているのは、
夜の22時ですが、
わたしの事務所の前を
爆音を立ててスポーツカーが通り過ぎました。

 

夜の22時に爆音を立てて、
街中をスポーツカーで乗り回すなんて
何を考えているんだろう?って思います。

 

しかし、本人にとっては、
それは「快」なんです。

 

人は選んでいます。

 

なんで、そんなことをするの?と
聞いたところで意味がないのです。

 

やりたいからやっている・・・

 

「快」を求めることで行動をしています。

 

一方、人は「不快」を避けるためにも行動します。

 

イヤなことから逃れようとします。

 

だから、「不快」によっても
人は行動します。

 

だから、「不快」によって、
人の行動をコントロールできます。

 

怒ったり、怒鳴ったり、脅かしたりして、
人の行動をコントロールすることもできます。

 

ただ、「不快」によるコントロールの問題は、
「不快」によって動かした先に
次の「不快」を用意する必要がある
ということです。

 

次の「不快」がないと
行動しなくなるからです。

 

だから、
一度、「不快」によるコントロールをしたら、
ずっと、「不快」を与え続けなければ
ならなくなります。

 

つまり、部下に「不快」を与えるのが
上司の役割です。

 

「不快」を与える方も
「不快」を与えられる方も
このやり方に不満がないなら、
この方法を続ければよいと思います。

 

でも、このやり方を続けていれば、
社員は去っていきます。

 

今の時代、
このやり方は、限界に来ていると思います。

 

そうなると、人を動かすマネジメンとして、
「快」によるマネジメントしかありません。

 

しかし、「快」によるマネジメントをしたら、
冒頭の例のように、
人に迷惑をかけることを省みることなく
好きなことをします。

 

これではマネジメントもあったものではありません。

 

では、どうしたらよいのか?というと
組織が目指す方向と個人の「快」の方向を
揃えることが必要です。

 

組織のやりたいことと
個人がやりたいことをつなげるということです。

 

「不快」によるマネジメントでは、
「不快」を与えるのが管理職の役割でしたが、
「快」によるマネジメントでは、
組織と個人をつなげるのが管理職の役割です。

 

だから、上司がやるべきことは、
部下がどうなりたいのか?を
把握することです。

 

ただ、やっかいなことに
部下自身、自分がどうなりたいか?を
把握していないことが多いということです。

 

そういう場合は、
自分がどうなりたいか?を考えることから
始める必要があります。

 

しかし、考えても、
自分がどうなりたいか?分からないことも
あると思います。

 

そもそも、やりたい!というのは感情なので、
考えて出てくるものではありません。

 

感情は行動することで湧き上がてくるものです。

 

であれば、とりあえずでもよいので、
目の前のできることから始めればよいのです。

 

目の前のことをやっていると、
だんだんできることが増えていきます。

 

できることが増えていくことで、
だんだん自分のやりたいことが見えてきます。

 

だから、上司としては、
部下のできることが増えるように
サポートすることが大事です。

 

本人に「快」がなければ、
「快」によるマネジメントができないので、
「快」によるマネジメントを選択するのであれば、
本人が自分の「快」を自覚することから
始める必要があるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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