先日、お客様の会社の幹部の方と
面談をしている時に
こんな相談をされました。
部下の強みを活かすというお話は
お聞きしたのですが、
弱みはどうしたらよいですか?
どんな時でも
成果に直結するのが強みです。
だから、
強みはどんどん磨くべきです。
ただ、弱みはどんなに直しても
成果につながることはありません。
弱みを直したとしても
それで成果が上がるわけではありません。
部下の弱みを直そうとしても
メリットを感じないなら、
部下は直そうとしないかもしれません。
ただ、弱みには2つあります。
1つは、弱みを克服したら、
今の強みがさらに発揮できるようになる
「弱み」です。
もう1つは、弱みを克服しても、
今の強みに影響を及ぼすことがない
「弱み」です。
例えば、私は、
計画的にものごとを進めること
が苦手です。
だから、お客様への訪問時間も
遅れ気味になります。
せっかく、
コンサルティングで成果を出しても、
お客様への訪問が遅れたり、
ギリギリだったら印象が悪くなります。
だから、
お客様のところに訪問する時は、
弱みが出ないように
必死に意識をして、
余裕をもって到着するようにしています。
このように、弱みを克服したら
強みがより発揮されることが理解できたら
弱みを克服しようとします。
さて、冒頭のお話で
部下の弱みを直させるべきか?
と質問されたら、
まず、
部下がその弱みを克服できたら
強みをより発揮できるのか?
を考えてみることです。
強みをより発揮できるのであれば、
本人にそれを伝えて、
本人がその弱みを克服したい!
と言うのであれば、
部下にその弱みを直させる・・・
というか
ここまで理解できていたら、
自分から克服しようとするはずです。
いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。
逆に言うと、
やりたいことはやるのです。
自分が克服したいと思えば、
自分でやります。
だから、いかに
本人がやりたいと思うように伝えるか?
が大事だと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
SSR理論で学ぶ
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