心配だからただいまと言って欲しい

先日、お客様の会社に訪問した時に
部長さんからこんな相談を受けました。

うちの社員、外から帰った時に
ただいま！って言わないんです。

なるほど・・・

そもそも、どうして、
ただいま！と言って欲しいのか？
を質問してみました。

すると・・・

この会社さんは、
電気工事会社さんで、
危ない作業が多いのだそうです。

常に、無事に帰って来て欲しい！
と心配しているそうなのです。

だから、帰って来た時に
せめて、ただいま！と言って欲しい
ということでした。

なるほど、その気持ちも分かります。

でも、いつもブログに書いていますが、
人は選んでいます。

ただいま！と言わないのであれば、
相手が言わない選択をしている理由が
あるはずです。

その原因が分からないと
解決しないように思います。

何か思い当たる節がないか？
質問してみました。

すると・・・

心配なあまり、
あれこれ、細かい指示をしていたかも
しれませんとのことでした。

それは、部下にしてみれば、
口うるさい親のように思われている
かもしれません。

親子関係と同じで、
素直になれないところがあるのかも
しれません。

これも、いつもブログに書いていますが、
人は変えられません。

人を変えようとすると、
ストレスが生まれます。

このストレスは、人間関係の場合、
上手く機能しません。

だから、人を変えようとするのは
やめた方がよいと思っています。

ただ、自分は変えられるので、
自分を変えた方がよいと思います。

今回の場合なら、
ただいま！と言ってもらえなくても、
おかえり！と声をかけることはできます。

その声をかけ続けることだと思います。

挨拶は「承認」です。

相手を人として見るからこそ、
挨拶をするのです。

相手を人として見ていると、
いずれ、相手も変わります。

相手も人間ですから・・・

人間は自分を承認してくれる存在を
無視できなくなります。

時間がかかるかもしれませんが、
相手を信じて、声をかけ続けていれば、
いつか、挨拶を返してくれるよう
になると思います。

ただ、それも、見返りを求めてはダメです。

こっちが挨拶しているのに、
相手がしてくれないじゃないか！
という負の感情が相手に伝わるからです。

心配しているから、
こちらから声をかけるだけでもいいはずです。

相手がどうこう言う前に、
自分がしたいから挨拶するという
考え方が大事なんだと思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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