いい人生を送って欲しい!

先日、経営者の方とお話している時に
こんなことをおっしゃっていました。

『うちの社員にはいい人生を送って欲しい』

ロボット人事研究所のミッションも
「自分の人生を生きる」ですから、
私も共感します。

ただ、経営者の方からすると、
いい人生を送るためには、
社員の人たちは
もっとチャレンジしないといけない
と感じているとのことでした。

今のレベルで満足していたら、
生産性も上がらないので、
高い給与も支払えないというのです。

もちろん、給与が高いことが、
全てではありませんが、
やりたいことを実現しようとすれば、
お金が必要になります。

給与が高いに越したことはない
と思うのです。

そのためにも、みんなで協力して、
生産性の高い仕事をするために、
知識や技術を高め合う必要があるのに
そうしようとしない・・・

もっと、できるはずなのに、
やらないのはどうしてなんだろう?

そんなお話をされていました。

そもそも、いい人生とは、
何なんでしょうか?

それは、自分で決めることで、
周りがとやかく言うことではない
と思います。

自分がそれでいいと思えば、
それがいい人生なのです。

ただ、周りから見ていて、
本当にそれいいのか?と思うわけです。

もっと、努力すれば、
もっと豊かになれるのではないか?

そう思うのだそうです。

少し話がそれますが、
ブログにも書きましたが、
今年の夏休みに
アメリカのサウスダコタに行ってきました。

妻が高校生の時に留学していた際に
お世話になったホストファミリーと
そのお友達の家族に会いに行きました。

家族のように接していただき、
アメリカ人の日常生活を体験できました。

その旅を振り返った時に、
知らない土地に行ったり、
新しい人との出会いは、
人生を豊かにしてくれると実感しました。

あらためて、旅っていいな!と思いました。

そういうことを経験すると、
また行けるように頑張ろう!と思うのです。

最近、移動は格差だ!という
研究結果も出ていて、
それは格差の問題だと言われると、
難しい問題になるので、
他人との比較は別にして、

旅する前の私と旅した後の私を比較すると、
旅した後の私の方が豊かになっている
ように思います。

旅に行ったからこそ、
また、旅に行こうと思うのです。

欲が出てくるというか、
チャレンジしようと思うのです。

何が言いたいのか?というと、
「器」と「中身」の話です。

「器」は「中身」がこぼれて、
初めて「器」が意識できます。

今回、5日間だけですが、
アメリカ人と一緒に生活することで、
私の今までの「器」では収まらないことを
経験しました。

その経験によって、
自分の「器」というものを意識しました。

自分の「器」を意識できると、
自分の世界が広がります。

「器」の外があることが
認識できるからです。

その広がった世界が、
今度は私の「器」になります。

自分の「器」の外にあるものを
認識することで、
自分の「器」が大きくなる感覚が、
「豊かさ」なのだと思いました。

そして、その「豊かさ」が、
いい人生だと感じることにつながっている
と感じました。

今の「器」で収まっているうちは、
その「豊かさ」が分からないので、
「豊かさ」を求めようとしないのです。

「器」の外にいる人からすれば、
もっと「器」を大きくすればいいのに・・・
と思うのだと思いますが、
その「器」でいる人には分からないのです。

それは、私も同じで、
私の「器」の外にいる人から見たら、
もっと「器」を大きくすればいいのに・・・
と思われていると思います。

結局、自分が認識できないものを
言われても分からないのです。

では、どうしたら分かるのか?

その人の「器」に収まらない経験を
することだと思います。

ただ、現実的に言うと、
「器」に収まらないことに気づかない人
(気付かないようにしている人)も
ある一定程度いると思います。

それはそれで、
自分がいいと思っているなら、
いい人生なのです。

どこまでいっても、
人生はその人のものであり、
周りの人がとやかく言うことではありません。

だから、いい人生を送って欲しい
と思うのはよいですが、
いい人生にしてあげよう!
というのは無理があります。

それも分かった上で、
いい人生を送って欲しいと思うから
モヤモヤするのだと思います。

いつもブログに書いていますが、
変われる人から変わればよいと思っています。

いい人生を送って欲しいと思うなら、
その人の「器」に収まらないような経験を
してもらえるようにするしかないと思います。

「器」の外を意識できるかどうかは、
あとは本人次第ということになるのだと思います。

解決策になっていないかもしれませんが、
以上が私が思ったことです。

あと、これもいつも思っているのですが、
簡単に解決しない問題だからこそ、
取り組む価値があると思っています。

簡単に解決しないからこそ、
面白さを感じているのだと思います。

結局、人は選んでいるのだと思います。

長くなりましたが、
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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