管理職は嫌われてなんぼなのか?

先日、管理職の方と面談した時に
こんな話が出ました。

「管理職は嫌われてなんぼですから・・・」

こういう話を聞くことが多いのですが、
それって本当なんでしょうか?

確かに、管理職はイヤなことも
言わないといけないと思うのですが、
それって、嫌われないと言えないのでしょうか?

そもそも、
管理職は何のためにいるのでしょうか?

それは、担当している組織の目標を
達成するためです。

組織の目標を達成するために、
メンバーのために管理をしているのに
その管理職が、どうして嫌われないと
いけないのでしょうか?

なぜ、管理職が嫌われるのか?

組織の目標達成のために
やらなければならないことがあります。

そのやらなければならないことを
管理職からやらされるから
嫌われるのだと思います。

人はやりたいことしかやりません。

だから、やりたくないことをやらされると
イヤな気持ちになります。

だから、やりたくないことをやらせる
管理職は嫌われるのです。

しかし、管理職だって、
部下から嫌われるなんてやりたくありません。

管理職もやりたくないことをしているので
管理職もイヤになっていると思います。

こうなると、組織には、
イヤになっている人しかいない状態になります。

これでは、職場の雰囲気は最悪です。

こんな職場をどうすれば変えられるでしょうか?

実は、問題の本質は「嫌われること」ではなく、
「目標達成の意味が 共有されていないこと」
にあります。

だから、そのためには、
まず、目的と目標の設定から始める必要があります。

組織には
達成しなければならない目標があります。

その目標は何のために
達成しなければならないのでしょうか?

それは、組織を維持するためだったり、
整備投資をするためだったり、
給与を上げるためだったりします。

つまり、それは、
組織のメンバーにとっても必要なことです。

だとしたら、その目標は、
自分たちのために達成すべき目標です。

このことをメンバーが理解できれば、
あとは、フィードバックをするだけです。

目標達成までこれだけのギャップがあります
と伝えるだけです。

自分たちのために達成すべき目標なら
やれと言われなくてもやるからです。

つまり、管理職は嫌われてなんぼではなく
目標達成の意味を伝えてなんぼなんです。

何のためにその目標を達成しないと
いけないのか?

その目標を達成すると、
メンバーにどんないいことがあるのか?

これを伝えることこそが管理職の役割です。

嫌われてなんぼなんて、
職場の雰囲気が悪くなるだけなので、
やめてください!

管理職は嫌われてなんぼではなく、
対話をしてなんぼなのです。

目標の意味を一方的に伝えるのではなく、
メンバーと一緒に、
その目標が自分たちにとって
どんな意味があるのかを探っていく。

そんな対話の時間を作ることこそが、
管理職の最も重要な仕事です。

対話を通じて、
会社の目的とメンバーの目的が重なった時、
組織は自然と機能し始めるのです。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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