不安になったら、アクセルを踏め!

お客様から

「瀧田さんの言った通り
『摩擦が起きるから熱を帯びる』
いい感じになってきました!」

と連絡をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

どうやら
社員同士で言い合いになったようです。

 

 

 

 

 

 

 

言い合いになったのに、いい感じなの?
と思われるかもしれませんが

チームビルダーにとっては
いい兆候なんです。

以前、タックマンモデルを紹介したので
ご存知の方もいると思いますが
説明しますね!

タックマンモデルとは、
タックマンさんがチームが成長する段階を
4段階で説明したものです。

 

チームが成長するには

①形成
②嵐
③秩序
④成果
という4つの段階を経るというものです。

 

通常、成果って右肩上がりで上がっていく
と考えがちです。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、実際はいったん谷に落ちて
這い上がるように成果が上がっていきます。

具体的に説明しますね!

チームを組んで初めのとき
「なんかいけるんじゃないの?」
という根拠のない「期待」が生まれます。

 

 

 

これが「形成」です。

しかし、チームでやっていくうちに
上手く行かないことが起こります。

意見が対立したり、
特定の人に負担が偏ったりして
不満が起こったりします。

だんだんチームが険悪な雰囲気になります。

この状態が「嵐」です。

 

 

 

この「嵐」の状態が成果の分かれ目です。

通常のチームは、ここで対立を避け
これ以上進むことをあきらめます。

しかし、成果を上げるチームは
ここからお互いに踏み込みます。

意見をぶつけ合ったり、自己開示をすることで
チームの結束力は飛躍的にアップをしています。

そうしているうちに、
チームの中に「秩序」が生まれます。

 

 

 

「あの人が言うのだから、仕方がない」

相手を信用して、
協力して問題を乗り越えるようになります。

ここまで来れば、
「成果」が生まれるのは時間の問題です。

 

 

 

このように、チームが成果を生み出すには、
4つの段階をたどる必要があります。

冒頭の社長さんからの電話は、
チームが「嵐」に入ったことの連絡でした。

この社長さんの頭の中には、
このタックマンモデルがイメージができていて
チームの段階を把握できています。

 

 

 

 

 

 

 

そのため、
社員同士が言い合いになったことに対して、
「いい感じになってきた!」
と連絡をしてくれたのでした。

これがもし、社長さんの頭の中に
タックマンモデルのイメージが
できていなかったとしたら、
「大変だ!社員が言い合いをしている!」
という連絡だったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、
ある程度、先が予測できると
トラブルが起こった時でも、
慌ててずに対応することができます。

また、逆の考え方をすると

チームを組んで進めているのに
「言い合い」や「いざこざ」の1つも
起こらないのであれば
大した成果は上がらない

ということです。

 

仲良しこよしではダメだ!

というのはこういうことです。

もちろん、ケンカすればよいという話ではありません。

お互いに思ったことを言い合えることが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうは言っても
お客様のところでトラブルが起こったら
それは心配になります。

でも、
タックマンモデルが分かっていると
「ここで引き返してはいけない!」
と思うことができます。

不安になったら、アクセルを踏む!

 

 

 

 

 

 

 

成果が出るか?出ないか?って紙一重
こういうところで差が出るのだと思います。

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