100歩譲って考える

組織のコンサルティングをしていると
いろいろな場面に遭遇します。

 

先日は、あるベテラン社員さんから
かなりきつくお叱りを受けました。

 

この忙しい時に研修をやるなんて!
現場のことを知らずに
好き勝手なことを言われても困る!
ということでした。

 

そのベテラン社員さんは
いろいろ言いたいことだけ言って
部屋を出ていきました。

 

その場に社長さんも同席していて
私にお詫びをいただいたのですが、
私はあまり気にしていなくて、
私が怒っていないのに驚かれました。

 

あんな言われた方したのに
怒らないんですか?って・・・

 

慣れているというか
いつもブログに書いているように
ルービックキューブをイメージしているだけです。

 

会って初めての私に
あれだけ言うということは、
私が見えていないことが何かあるんだろうな!
と思うだけです。

 

だから、怒るというより
自分が何が見えていないんだろう?
ということを考えるようにしています。

 

そんなことをお伝えしたら、
どうしてそんなことができるのですか?
と言われたので、
今日はそのことについて書いてみよう
と思います。

 

私が考えているポイントは2つあります。

 

1つ目は、
人は選んでいるということです。

 

このベテラン社員さんは言ってくれた
ということです。

 

言ってくれたということは、
私を伝えるべき相手として認めている
ということです。

 

相手として認めてくれているということは
今後、コミュニケーションが取れるということです。

 

また、言うということは、
それだけ想いがあるということです。

 

今回のベテラン社員さんは
現場に対してプライドを持っている
ということです。

 

つまり、こうしたらいい!という想いを
持っているということです。

 

だとしたら、
共通のビジョンを描くこともできます。

 

そういう相手だと思えれば、
怒るよりも協力した方がよいと思います。

 

2つ目は、100歩譲って考えるということです。

 

私も人間ですから感情的にもなります。

 

イラっとしないか?というと
イラっとします。

 

しかし、
イラっとすると、視野が狭くなるので、
ルービックキューブの裏側どころか
他の面も見えなくなります。

 

だから、なるべく、
ルービックキューブを遠ざけます。

 

遠ざけることで、
全体を見る余裕が生まれます。

 

だから、イラっとした瞬間に
「100歩譲って考える」を発動させます。

 

自分を含めた状況を遠くから見ると
冷静になることができて
怒っても仕方がないことが分かります。

 

問題に近すぎるから見えなくなるのです。

 

なので、できるだけ問題から離れる
ことが大事だと思います。

 

すると、相手と自分の関係を
冷静に見ることができるのです。

 

人がたくさんいる時代なら、
この人がダメなら、次の人となりますが、
今いるメンバーでしかいません。

 

そう考えた時に、対立するより協力したほうが
成果を得られるんじゃないか?と思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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