いいんじゃないですか?と言っていたのに・・・

先日、お客様の社長さんから
こんな相談をいただきました。

社員に意見を聞くと、
「いいんじゃないですか?」と言うのに
いざやろうとすると反対するのです。

社員に意見を聞くなんて、
意味があるんですかね?

なるほど・・・

「いい」と言っておきながら、
いざとなると反対するのであれば、
聞く意味がありません。

それなら、
社員の意見なんて、
聞かない方がよいのではないか?
と思っても無理はありません。

しかし、そもそも、
「いいんじゃないですか?」というのは、
「やる」という意味なんでしょうか?

私の感覚では、
「私はやりませんが、
社長がやるなら、いいんじゃないですか?」
という程度の意味のように思います。

もっと言うと、
「私に影響がないようにやってください!」
という意味なんじゃないか?と思います。

個人的な話になりますが、
私も車を買い替える時に
妻から「いいんじゃない?」と言われました。

なので、自分のお小遣いとして貯めたものと、
ローンを組んで家計に影響がないようにしました。

何が言いたいのか?というと、
「いいんじゃないですか?」は、
私は関わりたくないという意味だということです。

だから、「一緒にやろうよ!」と言うと、
反対されるのです。

いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。

だから、「一緒にやろうよ!」という時は、
社員もやりたいことでないと、
いざという時、一緒にやってくれません。

しかし、残念なことに、
ほとんどの場合、社長のやりたいことと
社員のやりたいことは違います。

ただ、私からすると、
その2つは本当に違うのでしょうか?
と思うのです。

たとえば、
社員が「給与を上げてほしい!」
「休みを増やしてほしい!」という時に、
会社が利益を上げていないと
その要求を実現することはできません。

社長は利益を上げたいと思っている
でしょうから、
お互いがやりたいと思っていることは、
結局、同じなんじゃないでしょうか?

人と人は違うので、
「やりたいこと」として現れてくるものは
人それぞれですが、
それを実現するために必要なことは
それほど変わらないのです。

だから、やりたいことを
どうやって実現するのか?話し合っていくと、
お互い、同じことをやろうとしていることに
気付くという訳です。

そう考えた時に、
お互いに話し合う時間がないことと、
知識や情報量に差があることが
問題だと思っています。

結局のところ、
時間を作って話し合って、
知識や情報量の差を埋めることでしか、
やりたいことの重なりは生まれません。

「社長と社員が
同じ方向を向いていることが大事!」
と言われることがありますが、
それが可能になるには、
やりたいことが重なっているからです。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

効き脳コーチングしませんか!

効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)

効き脳コーチングの詳しいことはコチラ

https://robotjinji.co.jp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です