昨日はお客様の会社で、
幹部会議のファシリテーションを
担当しました。
毎月一回、各部門の幹部が、
経営課題について話し合う会議を
行っています。
この会議を始めて3年になります。
これまでに、さまざまな経営課題を
対話によって解決してきました。
今回もいつもどおり会議を行う
つもりでお伺いしました。
しかし、昨日は、
社長が急用で欠席となり、
社長が不在で会議をすることに
なりました。
この日のテーマは、よりによって、
来年度の事業計画を作ることです。
ファシリテーションをする側としては、
正直、不安でした。
社長が不在の中で、
意思決定できるのだろうか?と・・・
ただ、この3年間、
次世代経営者の育成を目標として、
社長に引退に日付を決めてもらって、
業務の引継ぎを行いながら、
情報共有と権限移譲を続けてきました。
この3年間の取り組みを振り返ると、
彼らならできるはず!
そう信じて会議を進めました。
実際、会議が始まると、
来期の返済計画と投資計画から、
必要な営業利益の数字を出して、
全社の年間目標売上金額を
設定できました。
さらに、その全社目標を
部門ごとに割り振って、
部門の年間売上目標も設定し、
その上で、各部門の
年間売上目標を達成するために
前半6ヶ月と後半6ヶ月で、
どんな状態を目指すのか?の
目標の設定もできました。
目標にした数字は
実現するには厳しい数字だと思いますが、
経営幹部の皆さんにやらされ感もなく、
自分事として目標設定ができていました。
3年前は、決算書も読めなかったし、
会社の現状数字を伝えても
理解してもらえませんでした。
それが、昨年の損益計算書と
月次の資料をから、
自分達で自分たちの目標を設定して、
その目的まで言語化するなんて・・・
ここまでできるようになったんだ!と
感動を覚えました。
社長が一番見たかった景色を
私が見ていることが、
申し訳なく思われました。
経営に必要な知識や技術、考え方は
教えることはできます。
実際、このようにできるようになったのは、
経営幹部の皆さんの努力です。
しかし、自分事として、
目標設定をしてやると決めることは、
教えてできることではありません。
社長が終わりの日付を決めて、
この会社が社長の会社ではなく、
皆さんの会社であることを
言葉だけでなく、行動で示したからだと
私は思っています。
私が言うことが正解なんだから、
言われたとおりにやれ!から
自分たちの会社なんだから、
自分たちで決めなさい!
に変わりました。
トップダウンのやり方しか
知らなった社長が、
チームビルディングを学んで、
試行錯誤しながら、
ボトムアップのやり方で
組織を作り変えました。
本当に素晴らしいと思います。
よいチームになりました!
あまり、自分を褒めることは
ないのですが、
今日ばかりは、
自分を褒めてあげてもいいのかな?
と思いました。
とはいえ、
計画を実行するのは、これからです。
これからも対話で解決しなければならない
問題がたくさん出てくると思います。
社長の引退の日まで、
必要とされる限り支え続けていこう!
と心に誓いました。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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