人は選んでいる

春休みも終わり
今日から新学期が始まります。

うちにはこの春、
高2と中2になる娘がいます。

 

 

 

 

 

 

 

高2の姉は黙々と勉強するタイプ

中2の妹はマイペース

春休みの間・・・

高2の姉は塾の自習室で勉強。

中2の妹のほうは
家でのんびりと過ごしました。

いつも私は自分のブログで
「人と人は違う」と言っている手前
中2の娘に
「お姉ちゃんのように勉強しなさい!」
とは言いません。

言いたくても、言いません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、
この2人の娘の違いは一体、何でしょうか?

同じ親から生まれ、
同じ環境で育ってきているのに・・・

なぜ、違うのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは「欲求」の順番が違うのです。

これについては、この本を参考にして
いただければと思います。

人間関係をしなやかにするたったひとつのルール
渡辺奈都子著

 

 

 

 

 

 

 

この本は、
アメリカの精神科医  ウイリアム・グラッサー博士
が提唱する「選択理論」について
やさしく書かれています。

この「選択理論」とは、
「全ての行動は、
その人が快を求めて選択している」
というものです。

その「欲求」5つあると言われています。

 

 

 

 

 

 

 

愛・所属の欲求
人を大切にしたい!されたい!
人が大好き!誰かと一緒にいたい!
一緒に働く人が重要!

力・価値の欲求
認められたい!役に立ちたい!
勝ちたい!結果を残したい!
賞賛されたい!

自由の欲求
自分で判断したい!変化!
人にあれこれ言われたくない!
自分で選びたい!

楽しみの欲求
楽しみたい!笑いが大切!充実感!
やりがいのある仕事!
関心が高い!好奇心が高い!

生存の欲求
安全な環境にしたい!
平穏で安定が得たい!
住環境や家族のことが大切!

この「欲求」の順番が人によって違うのです。

周りからみると、
この人はなんでこんなことをしているんだろう?
と思っても、

それはその人にとっては
その「欲求」を満たすために行動しているのです。

 

 

 

 

 

 

 

人と人が違うという場合に、
選択する欲求の順番も違っている・・・

それゆえ、行動も違ってくるのです。

人と人の違いを認めるというのは、
この順番の違いを認めることでもあります。

 

 

 

 

 

 

 

なので、勉強をしない中2の娘は
今の私欲求の順番が異なるのです。

娘は、今、勉強以外のことに向かっているようです。

かつても私も同じだったような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

結局、本人の勉強に対する欲求の順番が
上がってこない限り、
すすんで勉強することはないのだと思います。

つまりは、娘が自分で行動を選択しない限り、
娘を変えることはできない。

今はただ、娘の今の選択を支持し、
本人がやる気になることを信じるだけです。

頭で分かっていますが、信じるのは大変です。

 

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