「グループ」が「チーム」になる道のりは?

チームビルディングとは、
「グループ」「チーム」にしていく
技術のことです。

 

 

 

 

 

 

 

「グループ」「チーム」の違いは
目的を持っているか否かだ
という話をしました。

では、目的を持つことで、
「グループ」「チーム」にどのように
変わっていくのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

それが『タックマンモデル』です。

「タックマンモデル」については

以前、このブログでも書きましたが、
「チームビルディング」という視点で
書いてみたいと思います。

タックマンモデルは、
アメリカのタックさんが
チームが成長する段階を4段階で
説明したものです。
チームが成長するには

①形成

②嵐

③秩序

④成果

という4つの段階を経るというものです。
具体的に話をしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初にメンバーが結成されます。

お互いがどういう人か?分かっていないので、
お互い、警戒をしたり、不安を感じたり、
メンバー内に緊張感が走ったりします。

ただ
新しいことを始めることに対しての
「期待感」のようなものは
持っています。

「なんか、このメンバーならいけそうな気がする!」
みたいなワクワク感です。

 

この状態が「形成」です。

この状態はまだ「グループ」です。

個々の力はバラバラです。

時が経つにつれ、
最初は、警戒していたメンバー間にも
ある程度、信頼感が生まれてきます。

そうすると、だんだん言いたいことを
言えるようになってきます。

そして、それぞれの価値観の違いが
明確になってきます。

そこで、言い争いになったり、
気まずい思いをするようになります。

この状態が「嵐」です。

この「嵐」の状態が、
「グループ」「チーム」になるか否か
の分かれ目です。

ほとんどの職場が
「チーム」になれないのは、
この「嵐」を前にして、
引き返してしまうからです。

多くの人は、
言い争いや相手に踏み込むことを
避けようとします。

そして、
何事もなかったかのように
「当たり障りない関係」
に戻ってしまします。

このままだと「グループ」のままです。

「チーム」になろうとするのであれば、
言い争いや相手に踏み込むことから、
逃げてはいけません。

この一歩を踏み出すことが、
成果への第一歩になります。

この一歩を踏み出すことができれば、
メンバーの中に「秩序」が生まれます。

「会議の中で話し合いの場を作ろう!」
「納得がいくまで、話し合ってみよう!」
「あの人が言うのだから、仕方がない」
というやり取りを通して、
お互いを理解し合うチャレンジを繰り返すことで、
強みを発揮し、弱みが無力化できる
「チーム」になっていきます。

このように、
「グループ」「チーム」に変わることで、
結果として「成果」が生まれます。

チームビルディングは、
このタックマンモデルを
人工的に起こすことで、
組織を変えていきます。

次回は、
どうやって、タックマンモデルを起こすのか?
について、お話したいと思います。

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