昨日、前職の㈲人事・労務の社長が
ロボット人事研究所に来てくれました。
社長というよりは師匠といった方が
よいのかもしれません。
私は、17年前に、祖父の会社にいるとき
祖父と喧嘩して、
「こんな会社にいられません!」と言って、
会社を飛び出しました。
会社を飛び出したものの、
自分で会社を始めるしても、
お金もノウハウもない・・・
会社に就職するにも、
人に使われたくない・・・
その時、やろうと思ったのが
社会保険労務士でした。
でも、イメージがわかない…
そこで祖父の会社の顧問をしていた
川口先生の事務所を尋ねました。
川口先生は、社労士という資格を
作った偉い先生です。
そこで、社労士の仕事の魅力を
教えてもらいました。
これが、私の社労士としての
スタートです。
勉強すること8ヶ月
幸いにも、社労士に合格した私は
自宅で開業しました。
夢にまで見た開業!
自分の事務所です!
で、初日、何が起こると思います?
何も起こらないんです…
そんな日が3ヶ月も続くと
だんだん病んできます。
毎日、スーツに着替えて
机に座ってみます…
・・・
・・・
・・・
しかし、お客様がくるわけでもなく、
電話がかかってくるわけでもなく・・・
ついに、その意味も分からなく
なっていきます。
そして、いつの間にか、
朝から晩まで
パジャマ…
ある朝、パジャマのままで
子供と戯れる私を見て、
妻が一言…
『パジャマ社労士!』
パジャマの社労士
と
パパ 邪魔
がかかっています!
う、うまい!
感心している場合ではありません。
稼がないといけません。
そこで、飛びついたのが
予備校の仕事です。
テキストや模試の問題を作る仕事です。
そのうち、講師の仕事をするように
なりました。
そんなこんなで、月13万円ぐらいは
稼げるようになりました…
でも、これでは、
家族を養っていけません!
そんな時に届いたのが
体感!人事コンサルタント講座
の案内状でした。
その講師が師匠でした。
1度、受講して理解できなかったので
翌年も、もう一度、受講しました。
そんな人間は珍しいらしく、
それが縁で、師匠の会社である
有限会社人事・労務に入れてもらいました。
直接、仕事はもらえませんでしたが、
仕事の仕方や営業のやり方は
学ばせてもらいました。
また、法人を活かした営業で、
書籍を出したり、上場企業での研修を
受注することができました。
どれも自分一人では成しえなかったことです。
師匠と仲間のおかげです。
その時に師匠が言っていたのは
「俺はいいから、会社の名前で受注しろ!」
ということでした。
常に
「個ではなく、全体を考えろ!」
ということを徹底させられました。
この業界では、
弟子に原稿を書かせて、師匠の名前で出す
というのが当たり前です。
しかし、師匠は自分のことではなく
常に会社のメンバーのことを考えていました。
研修もコンサルもそうです。
「もう、瀧田さんはいいんだよ!」
部下に場を譲れ!ということだったと思います。
でも、それが私には窮屈でした。
自分のやりたいことをしたい!
そんなこともあって、
わがままを言って、
独立をさせていただきました。
そんな私の事務所に遊びに
来てくれたのが、
昨日でした。
「よかったな!大したものだ!」
自分のことのように喜んでくれました。
本当にありがたいと思いました。
先日の社員さんの成長を心から
喜んでいる社長さんも
毎日、社員に向けて情報発信
している社長さんも
嫌われることを覚悟で社員に
はっぱをかけて売上必達に
こだわっている社長さんも
社長さんは、みんな、
社員さんのことを思っています。
それなのに、つまらないことで
社長を責めるのです。
社長は、社員さんのことを考えて
くれているのに、
そのことに気づかない・・・
残念なことに、
皆、失わないと分からないのです。
人間、そんなものだと思います。
でも、
一日のちょっとした時間だけでも
そのありがたみを考えてもよいのかも
しれません。
それは、逆に社長さんも同じです。
毎日、
会社に来てくれて社員さんがいて
会社が成り立っています。
仕事の全てを自分一人で
できるわけではありません。
会社を運営できるのは、
社員さんがいるからです。
お互いがちょっとずつでも
お互いのが気持ちを考えられるようになれば、
毎日がもっとよくなるのだと思います。
珍しく、よき話になりました!
たまにはこんなもありですかね?
また、明日から
リアリスティック(realistic)な
ブログに戻します(笑)
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